有機ELテレビの価格は下がる?価格推移を解説!ソニーとパナソニックは?おすすめの安いメーカーは?

有機ELテレビの価格は下がる有機EL

家電量販店のテレビ売り場で、ハイエンドの高画質テレビとして並べられているのが有機ELテレビです。「締まった黒」が表示でき、高いコントラストのメリハリの効いた映像が楽しめます。

「欲しいなあ・・・」と価格を見てみると、液晶テレビより高額です。しかし、以前と比べて安くなっているような・・・。

有機ELテレビは、ほぼ毎年新型が発売され、性能・機能が向上していますので、単純に旧型と新型の価格比較をすることも適当ではない場合もあります。

実際、売れ筋の有機ELテレビのコスパはどんどん高くなり、実勢価格も下がってきています。さらに型落ちになると大きく下がります。

有機ELテレビの価格推移とおすすめのメーカーについて紹介します!

*ハイセンスの有機ELテレビが激安です!

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有機ELテレビの価格は下がる?

「有機ELテレビが以前と比べて安くなっている」と感じたのは気のせいではありません。実際、急速に価格が低下しています。

以下のLGの有機ELテレビは2020年モデルですが、ソニーなどのハイエンドの液晶テレビよりもむしろ安いです。


現在の大型テレビ用有機ELパネルは、韓国LG Display(LGD)がほぼ独占的に製造販売しています。実際、ソニーやパナソニックなどの有機ELテレビは、LGDのパネルを使用しています。

それにしてもLGDがほぼ独占状態で有機ELパネルを製造販売する状況なのに、なぜ価格が下がるのでしょうか?

液晶パネル事業は中国勢の猛烈な大量生産により、サムスンやLGDでさえ利益を出せない状況となりました。LGDももちろんそのような業界の動向を熟知し、まだ中国勢が大量生産できていない大型テレビ用有機ELパネル事業に賭けました。

しかし、当初は有機ELパネルは高価で、販売数量は伸びません。

テレビ用パネル事業というものはある意味シンプルで、大規模投資をして大型工場を建設し、大量生産をしてコストを下げるという戦いです。もちろん生産したパネルを売り切らなければ赤字が大きくなるので、大量販売するほどリスクが大きくなります。

LGDとしては、生き残りをかけてリスクを取って有機ELパネルを大量生産し、価格を下げて必死に売り切りました。そのためほぼ独占状態なのに赤字と言われています。しかし、その努力により有機ELテレビの価格が下がり、販売数量が伸び始めています。

これが有機ELテレビの価格が下る大きな要因です。

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有機ELテレビの価格推移

有機ELテレビの価格の推移を、ソニーのブラビアとパナソニックのビエラについて見てみましょう。

ソニー ブラビア

ソニーは、2017年 6月10日に4K有機ELテレビ BRAVIA KJ-55A1 [55インチ]を発売しました。これ以外のインチサイズもありますが、混乱しますので55インチに話を絞ります。

価格.comによると、発売当初の価格は508,932円(税別)でした。この機種はすでに生産完了しており、在庫限りとなっていますが、2019年4月4日時点での平均価格は314,761円(税別)、最安価格は220,779円(税別)となっています。実に半額以下です!

後継機種の4K有機ELテレビ BRAVIA KJ-55A8F [55インチ]の場合、2018年6月9日の発売当初は339,729円(税別)でしたが、2019年4月4日時点での平均価格は262,126円(税別)、最安価格は211,286円(税別)となっています。かなり安くなっていますね。

さらに2020年11月23日時点で、上記の機種の後継機「BRAVIA KJ-55A8H [55インチ]」の価格を調べると、平均価格は229,732円、最安価格はなんと192,287円(税別)です!ついに20万円以下です!

2021年6月12日発売の4K有機ELテレビ BRAVIA XRJ-55A80J [55インチ]の価格を調べると、2022年1月11日時点で平均価格は252,218円、最安価格は209,605円です。現時点での最新機種ですので、まだ20万円以上の価格を維持していますが、型落ちとなればかなり下がるでしょう。


性能は上がっていますので、コスパという点では驚異的な向上です。

ソニー(SONY)のもっとも小型の有機ELテレビは48インチで、これはカカクコムの最安値では18万円以下になっています(2022/1/11時点)。

2020年7月25日発売のモデルですが、48インチの後継機が発売されてなく、48インチならば現時点でも最新機種ですし、このサイズは貴重なので価格も下げ止まっているようです。


日本の住宅事情からすると、50インチ以下のサイズの方が使いやすい世帯が多いと考えられますが、メーカーの事情で有機ELテレビは55インチ以上が主流です。そのため以下は55インチを基準にして見てみます。

パナソニック ビエラ

パナソニックは、2017年 6月16日に4K有機ELテレビ VIERA TH-55EZ950 [55インチ]を発売しました。

価格.comによると、発売当初の価格は503,876円(税別)でした。この機種はすでに生産完了しており、在庫限りとなっていますが、2019年4月4日時点での平均価格は311,691円(税別)、最安価格は189,000円(税別)となっています。これも半額以下です。

TH-55EZ950はいわゆる「型落ち」ですので、2019年4月4日時点で販売中の機種を見てみましょう。

4K有機ELテレビ VIERA TH-55FZ950 [55インチ]の場合、2018年6月8日の発売当初は411,700円(税別)でしたが、2019年4月4日時点での平均価格は221,691円(税別)、最安価格は181,489円(税別)となっています。20万円以下とは驚きです!。

さらに2020年11月23日時点で、上記の機種の後継機「VIERA TH-55HZ1000 [55インチ]」の価格を調べると、平均価格は222,204円、最安値は183,000円 (税別)です!


性能は上がっていますので、コスパという点では驚異的な向上です。価格は下げ止まりつつあるようです。

*パナソニックのビエラの2021年モデルの価格は、カカクコムの最安値では20万円以下です。


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有機ELの4Kテレビは2019年モデルから大幅に性能向上!

4K有機ELテレビの画質は、2018年以前に発売されたモデルに比べて、2019年に発売されたモデルは大幅に性能が向上しました。

もちろん新製品が登場する度に性能が向上することが多いのですが、詳細は後述しますが、2019年モデルの画質の向上はかなり大きく、これを見てしまうと以前のモデルでは物足りなくなるほどです。

いろいろなポイントがありますが、大きなポイントを2つだけ挙げるとすると、輝度向上と画像エンジンの進歩です!これは決定的です。

現在の大型テレビ用の有機ELパネルは、韓国LG Display(LGD)がほぼ独占的に製造・販売しています。つまり、ソニーもパナソニックもLGDから有機ELパネルを購入し、それぞれのブランドの有機ELテレビを製造・販売しています。

ほとんどのデジタル製品に言えることですが、最初のモデルに比べると、次のモデル、さらにその次のモデルぐらいまでの間に急速に性能が向上し、商品として成熟してくることが多いです。

これは他社からの購入した主要部品を使いこなすのにある程度の時間が必要ということと、場合によっては主要部品の製造元へ要望を伝え、カスタマイズできるようになるまでにある程度の時間が必要になるということと関係しているようです。

大型テレビ用有機ELパネルは、2018年モデルまではソニーとパナソニックもほぼ同じ有機ELパネルと使用していたと推測されます。

しかし、2019年モデルについては、パナソニックはビエラのサイトでも「特別仕様」であることをアピールしています。つまり、同じLGDから調達していても、有機ELパネルそのものの仕様に差が出ているようです。これが性能向上の大きな理由です。

以下、さらに輝度と画像エンジンについて詳しく紹介します。

2021年モデルは4K有機ELテレビの最大輝度が向上!

有機ELの最大の弱点と言われてきたのは、焼付きや寿命です。

画素に電流を流して発光させる自発光型ディスプレイである有機ELは、厳密に言えば発光させる度に発光材料が劣化し、光が弱くなります。そのため同じ画像を長時間表示し続けると画面にその画像が焼き付いてしまったり、テレビとしての寿命を縮めてしまうことになります。

つまり、画面に表示させる画像の明るさである「輝度」が高くなるほど、急速に寿命が短くなります。

これはかつてのブラウン管も同様で、使い続けるほど光を放出する蛍光体が劣化してしまい、焼付きや退色などが起こり、寿命を迎えます。

それでも製品として使用できるのは、一般的にテレビとして使用できる程度の寿命が得られれば良いからです。そのため有機ELテレビでは、画面の最大輝度を抑える設定がされており、一般的には液晶テレビよりも最大輝度が低くなっています。

有機ELテレビの寿命と焼き付きについては、こちらの記事「有機ELは寿命が短い?焼付きが問題?改善案をLGが発表!」で詳しく解説しています。

輝度は、画質において重要な要素で、どんなに鮮やかな映像でも、全体が薄暗ければリアリティが無くなってしまいます。有機ELは液晶に比べて「黒」が真っ黒に表示できる点が最大のアピールポイントなのですが、液晶は最大輝度が有機ELよりも高くできる点がアピールポイントです。これは明るい映像などでは顕著に差が出ます。

2019年モデル以降の有機ELテレビは、最大輝度が大きく向上しました。

以前のモデルでは、画面全体の最大輝度を低く抑えていましたが、2019年モデルでは画面全体の電流量が大きくならないように、局所的に輝度の高い部分だけ多くの電流を流し、コントラストを高める機能を導入しています。

例えば以下のソニーの4K有機ELテレビでは、「ピクセル コントラスト ブースター」という機能を導入し、画面の一部分だけ明るくなるようなシーンでのコントラスト、リアリティを格段に向上させています。


これは家電量販店のテレビ売り場などに行って見てもすぐにわかるでしょう。以前の有機ELテレビは、「黒がしっかり真っ黒に表示できるけれども、なんとなく画面が暗い」という印象がありましたが、2019年モデル以降は格段に明るくなった印象があります。

残念ながら、有機ELテレビの最大輝度については、各社は非公表となっていて正確な数値はわかりません。しかし、実物を見てみればすぐに体感できるでしょう。

2021年モデルの4K有機ELテレビの画像エンジンが大幅に向上!

2018年12月から4K/8K放送が開始されましたが、まだ4K/8K放送を視聴している人は少なく、ほとんどの人が地デジのハイビジョン放送を受信し、4Kにアップコンバートして視聴しています。4K/8K放送を視聴している人でも、地デジの番組をアップコンバートして視聴している時間が多いはずです。

このような状況ですので、ハイビジョンなどの4Kよりも解像度が低い映像をアップコンバートして視聴する機能が非常に重要です。

このアップコンバート機能ではメーカー間の技術力の差がまだあり、画面サイズが大きくなるほどその差が目立ちます。

また単純にアップコンバートするだけでなく、倍速駆動にして応答速度を向上させることも画質には大きく影響します。映像のザラつきやノイズを減らし、滑らかな映像を表示するには倍速駆動は必須です。

その他、HDRや階調表示なども重要ですが、要するに、多くの画質を向上させるための処理をする心臓部である画像エンジンの性能が、画質を決定する重要な要素であると言えます。そして画像エンジンの性能はまだ十分に成熟して無く、まだまだバージョンアップする度に実感できるレベルで性能向上しています。

前述のソニーの2019年モデルでは、次世代高画質プロセッサー「X1 Ultimate(エックスワン アルティメット)」と超解像エンジン「4K X-Reality PRO」が搭載されており、この性能向上が2018年モデルと比べると明らかです。

前述の最大輝度向上にももちろん画像エンジンが関係していますが、有機ELパネルそのものの性能に制限される要素が大きいでしょう。それ以外の画質の要素は、この画像エンジンの性能向上によるものが大きいです。

2021年モデルの4K有機ELテレビはパナソニックビエラJZ2000が高評価!

ソニー、東芝、シャープ、LGなどから高性能の4K有機ELテレビが、2021年モデルとして発売されました。いずれも甲乙つけ難いほど高画質ですが、詳細に見ればいろいろと違いはあります。

好みの問題もありますので、どれを選んでもハイエンドモデルならば高画質を堪能できます。1つだけ専門家が選んだ「推し家電大賞2021」に選ばれたパナソニックのビエラJZ2000シリーズという機種については、覚えておいても良いでしょう。

毎年何台ものテレビを評価している専門家が複数参加し、選んだ機種ですので、画質・音響ともにハイレベルなテレビであることは間違いありません。

家電量販店などで有機ELテレビを比較する時に、基準にすればハイレベルな比較ができるはずです。特にすでにディーガなどのパナソニック製品を使っているならば、組み合わせとしてもベストでしょう。

有機ELテレビのおすすめ!コスパが高い!

画質・性能面では個人的にはソニーのブラビアがオススメです。しかし、「もっと安くてコスパが高い有機ELテレビが欲しい!」という方には、ハイセンスとLGがオススメです

ハイセンスの有機ELテレビは安い!

ハイセンスの有機ELテレビでもっとも小型な機種は48インチの48X8Fです。テレビ用有機ELパネルを製造しているLG Displayがこのサイズで製造していますので、これを調達してテレビを製造しているメーカーならば、基本的には同じ事情です。

この価格はびっくりするほど安いです。メーカー・機種によってはハイエンドの液晶テレビよりも安いです。


ハイセンスは、中国のテレビメーカーで、価格破壊的な安さで世界でシェアを拡大し、日本のテレビメーカーよりも圧倒的に多くのテレビ販売台数を誇っています。

特に東芝レグザを製造販売する東芝映像ソリューションを買収してからは、レグザの技術を手に入れ、目に見えて画質・性能が向上しました。そして徐々に上位機種までシェアを広げてきています。

そんな技術の裏付けと力のあるメーカーですので、テレビの画質・性能もハイエンドにふさわしいものとなっています。それで安いわけですので注目です。

「廉価版レグザ」とも言われるモデルですので、東芝レグザと比較して気に入った方を選ぶというのも悪くないです。

東芝レグザは、ハイセンスグループの部品調達力などを得たわけですので、実際のことろ東芝レグザもかなり安くなり、コスパが高くなっています!


LGの有機ELテレビは安い!

LGは、その傘下のLG Displayがほぼ独占的にテレビ用有機ELパネルを製造していますので、有利に有機ELテレビを製造販売できるポジションにあります。

世界のテレビ市場では、サムスンに次ぐ2位ですので、圧倒的に日本のテレビメーカーよりも販売台数が多く、安くテレビを作る力と技術力があります。


日本のテレビ市場では、長年日本のテレビメーカーが圧倒的に強かったため、世界1位のサムスンが参入を断念するなど韓国勢には厳しい市場でした。そのためLGも価格を抑えて得意の有機ELテレビでなんとか参入を果たしました。

そのような事情もあり、LGのテレビは性能の割には安いです。特に型落ちは一番安いことが多いです。かなりお買い得でしょう!

まとめ

急速に価格が下がっている有機ELテレビについて紹介しました。有機ELテレビはまだ新しい商品で、研究開発により性能が向上しています。特に2019年モデルとそれ以前との差が大きいということを解説しました。最大輝度が向上し、様々な画質向上機能を制御する画像エンジンが大幅に性能向上しているからです。

その後も進歩が続いていますので、できるだけ型落ちではなく、最新の機種をオススメします。

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