32インチのテレビを比較すると、解像度がフルハイビジョン(フルHD)とハイビジョンの機種があります。
「32インチでフルHDは意味ない!」なんてコメントも見聞きしますが本当なのでしょうか?
同様に「4K40インチは意味ない!」「フルハイビジョンで十分!」というコメントもよく目にします。これからテレビを買おうとしている場合は気になりますね!
32インチのテレビならば、ハイビジョンよりもフルHDの方が高画質であることは間違いありません。ポイントはその違いが見てわかるかということで、比較的近距離で画面をよく見ないとわからない程度の違いとなります。
つまり、一般的な視聴距離でテレビを視聴するだけではわかりにくく、ゲームなどのように近距離で画面をよく見る時には違いがわかるでしょう。
ゲームを楽しみたい方にはLGの2024年モデルの32型フルハイビジョンテレビ32LX8000PJBと、ハイセンスの32A4Nがおすすめです!
40インチの4Kテレビについては、主要なメーカーから発売されているテレビのラインアップの中に見当たりません。
つまり、テレビメーカーも「4K40インチは意味ない!」と考えているようで、製品化されていないんです。
したがって、「40インチのフルハイビジョンテレビ」と「42インチまたは43インチの4Kテレビ」のいずれかを選ぶことになります。断然、「42インチまたは43インチの4Kテレビ」がおすすめです!
2024年7月7日時点で販売されている42インチ有機ELテレビの中でトップレベルの高画質なのが、LGのOLED42C4PJAです。
高画質テレビは大型化が進み、42インチの高画質モデルが少なくなっています。このLGの42インチ有機ELテレビは、貴重なモデルです。
型落ちになっているOLED42C2PJAも激安なのでおすすめです!
さらに詳しく解説します。
買ってはいけないテレビについてはこちらの記事で紹介しています。
32インチフルHDは意味ない?4Kテレビの32インチはない
まず基本的なことを理解するために、解像度と視聴距離について解説します。これが理解できれば、なぜ「32インチでフルHDは意味ない!」や「4K40インチは意味ない!」なんてコメントが出てくるのかわかるでしょう。
テレビの解像度と視聴距離の関係
テレビの画面に表示される映像は、多数の画素(ピクセル)が並べられて作られています。この画素が十分に小さいため、画素が認識されず、緻密な映像として観ることができるわけです。
家電量販店などに行って、70インチなどのできるだけ大きなテレビの画面を、できるだけ近づいて見ると、なんとなく映像が荒く、画素の存在が感じられます。
4Kやフルハイビジョン、ハイビジョンとは、テレビの解像度のことです。4Kは3,840×2,160=約829万画素、フルハイビジョン(フルHD)は1,920×1,080=約207万画素、ハイビジョン(HD)は1,280×720=約92万画素です。
同じ解像度、例えば4Kテレビならば、42インチでも70インチでも画素数は同じです。そのため画面のサイズが大きくなるほど、画素と画素の間隔が広くなり、画素の粗さが感じられるようになるわけです。
テレビは、一般に画面全体が無理なく眺められるような視聴距離で使用します。したがって、インチサイズが大きくなるほど最適な視聴距離が大きくなります。
32インチフルHDは意味ない理由
テレビとしての最適な視聴距離で画面を見たときに、32インチならばフルハイビジョンとハイビジョンの違いはわかりにくいです。これが「32インチでフルHDは意味ない!」と言われる理由です。
したがって、4Kテレビの32インチも主要メーカーから販売されていません(*2024年7月時点の情報)。
販売されている32型のテレビを見ても、ほとんどがハイビジョンテレビで、フルハイビジョンのテレビは非常に少ないため、「違いがわかりにくい」ということは必ずしも悪い話ではありません。選択肢が広がるからです。
ただし、冒頭で述べましたようにゲームなどをする場合は、近距離で画面の一部を注視するような使い方をすることが多くなるため、フルハイビジョンを選ぶ価値があります。
4K40インチは意味ない理由!フルハイビジョンで十分!
40インチのテレビになると、フルハイビジョンとハイビジョンの違いは比較的わかりやすいです。4Kとフルハイビジョンの違いもよく見ればわかります(*40インチの4Kテレビが見当たらないため、42インチの4Kテレビの状況から推測)。
しかし、フルハイビジョンの40インチテレビもそれほど画素の粗さが感じられず、4Kとの違いをアピールしにくいため、(確認できた範囲内では)テレビメーカーも4K40インチのテレビを販売していません。
「フルハイビジョンで十分!」とテレビメーカーも考えているわけです。
「何インチ以上ならば4Kの意味があるのか?」という点については、42インチ以上ならば4Kテレビが販売されていることから、テレビメーカーの考えがわかります。
現在販売されている4Kテレビの中では42インチがもっとも小さいサイズですので、画素密度がもっとも高く、画面のキメも細やかで美しい画像を楽しむことができます!
32インチと40インチのテレビの比較
前述のように32インチと40インチのテレビでは、4Kの製品は見当たらず、フルハイビジョンまたはハイビジョンの解像度になります。主に地デジやブルーレイディスクのコンテンツを視聴するのであれば、解像度はフルハイビジョンですので特に問題はありません。
サイズ的にどちらが良いのかは、設置する場所と視聴距離で決めるべきですので、特に優劣はありません。ただし、40インチが置けるのであれば、より大きなテレビの方が映像に迫力があります。
4Kテレビが売れている現在の状況では、後述するように32インチや40インチのテレビは価格重視の製品が多いため、きれいな映像を楽しみたいのであれば画質重視の製品を選ぶと良いでしょう。
40インチでは、以下のREGZA 40V34などが高画質モデルとして人気があります!
後継機種の2024年モデルが発売されています!予算的に余裕があれば、こちらのV35Nの方がおすすめです!
Apple AirPlay 2とスクリーンミラーリングにより、スマホの画面をテレビに映せます!
32インチと43インチのテレビの比較
32インチと43インチ(あるいは42インチ)のテレビを比較するとかなりの違いがあります。前述のように43インチ(あるいは42インチ)になると4Kテレビとなり、ハイビジョンまたはフルハイビジョンの32インチとは解像度が異なるためです。
多くの人が地デジ放送を視聴しますので、4Kテレビにはフルハイビジョンの映像信号を4Kにアップコンバートする機能が搭載されています。つまり、画像を高画質化する機能を搭載していることで、通常はアップコンバートだけでなく、その他の高画質化機能も搭載されている製品がほとんどです。
メーカーも最新の高画質化技術を採用している機種もありますので、設置場所や予算の関係で可能であるならば43インチ(あるいは42インチ)のテレビの方がおすすめです。
例えば、LGの42V型 4K 有機EL テレビ OLED42C4PJAなどは高画質&高機能です!
32型フルハイビジョンとハイビジョンとどっちを選ぶ?
32型フルハイビジョンテレビのおすすめ
32型のフルハイビジョンテレビは、販売されている機種が非常に少ないです。LGの32LX8000PJBとハイセンスの32A4Nがおすすめです!
2024年モデルで新しく、ゲーム対応とインターネット動画配信対応も充実しています。
32型ハイビジョンテレビのおすすめ
解像度はハイビジョンでも、画質を重視している東芝REGZA 32V35Nがおすすめです!
2024年新エンジン「レグザエンジンHR」を搭載し、地デジやBS・CS放送はもちろん、ネット動画も高精細に楽しめます!
Apple AirPlay 2とスクリーンミラーリングにより、スマホの画面を簡単に映すことができます。
大ヒットモデルとなった前機種32V34も、まだ在庫がありそうです!かなり少なくなっているので、欲しいならば急ぎましょう!
42インチまたは43インチの4Kテレビのおすすめ
42型4K有機ELテレビのおすすめ
2022年モデルから、複数のテレビメーカーから42型の4K有機ELテレビが発売されています。有機ELテレビのラインアップの中でももっとも小型で、液晶テレビでは42インチがほとんどないため、狙い目です!
2024年7月7日時点で販売されている42インチ有機ELテレビの中で、トップレベルの高画質なのがLGのOLED42C4PJAです。
2024年モデルで、パナソニック42V型有機ELテレビTV-42Z85A VIERAが発売されます!
43型4K液晶テレビのおすすめ
液晶テレビのメリットは、有機ELテレビに比べて格段に安いこと。特に画質に不満が無いならば断然お買い得です!
レグザ 43V型 4K液晶テレビ 43Z670Nなどがおすすめです!
レグザエンジンZR (2024年新エンジン)、バンディングノイズ処理機能が搭載され、旧モデルよりも着実に画質向上しています!
32インチの4Kモニターについてこちらの記事で紹介しています。
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