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有機ELテレビの映り込み対策は必要なのか?低反射・低映り込みモデルのデメリット・メリット?

有機EL映り込み対策4Kテレビ・8Kテレビ

高画質の有機ELテレビの価格が下がってきていますので、そろそろ購入をお考えの方も多いでしょう。

家電量販店のテレビ売り場でじっくり有機ELテレビを見ると、画面の映り込みが気になることがあります。

対策が必要なのでしょうか?

購入後に設置する場所での状況にもよりますので、一概には言えませんが、画面の映り込みがすごく気になるのであれば、映り込みを軽減できるような対策を施した方がよいでしょう。

また最近は、低反射・低映り込み有機ELテレビも販売され、人気があります。これらについても紹介します!

2024年1月6日時点でのおすすめの低反射有機ELテレビは、型落ちになってかなり安くなっているレグザX9900Lがおすすめです!


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有機ELテレビの映り込み対策は必要なのか?

有機ELテレビの映り込み!自分が映る!目が疲れる!

有機ELテレビの映り込みとは、照明などの周囲の光源や日光などの影響で、画面で光が鏡のように反射することで起こります。

照明などのように発光しているものが映り込むことは、テレビ売り場などでもすぐに確認できます。しかし、明るい部屋であれば、照明で照らされたものも映り込みます。

テレビの正面に座って視聴する時などには、自分が映って気になることもあります。

この映り込みが強いと、画面に表示される映像を見ようとした時にかなり邪魔になり、見続けると目が疲れやすいです。

有機ELテレビと液晶テレビの映り込み比較

有機ELテレビの映り込みと同様な現象は、液晶テレビでも起こります。そのため、映り込みを軽減するための反射防止処理は、有機ELテレビと液晶テレビの両方で施されています。

テレビ売り場で、低価格帯からハイエンドの液晶テレビを見比べてみると、値段が安い機種ほど反射防止処理の性能が低く、映り込みが強く、値段が高い機種ほど反射防止処理の性能が優れている傾向があることがわかるでしょう。

同一メーカーのラインナップで、同じ発売年(例えば2023年モデル)の機種で比較すると、価格と性能の序列が明確なのでわかりやすいでしょう。つまり、型落ちの機種では価格がかなり下がっているケースがあるためです。

有機ELテレビは、ほとんどのテレビメーカーでハイエンドモデルに位置付けられていますので、基本的には反射防止処理の性能が優れている機種がほとんどです。

一般に同一メーカー内でハイエンドの有機ELテレビと液晶テレビの反射防止処理の性能を比較すると、同等かあるいは有機ELテレビの方が優れていることが多いです。

なぜ有機ELテレビの方が映り込みが目立つのでしょうか?

それは、液晶テレビに比べて有機ELテレビの方が黒がしっかり表示できるためです。

有機ELテレビは、自発光型ディスプレイであるため、真っ黒を表示する時にはその画素を消灯すればよく、まったく光が出ません。それだけにわずかな画面表面での反射光の存在が目立ってしまうわけです。

液晶テレビでは、液晶パネルはバックライトからの光を調光する役割を果たしており、真っ黒を表示しようとしても、バックライトからの光がわずかに漏れてきてしまうために、黒表示の輝度が有機ELよりもわずかに高くなることがほとんどです。

その結果、黒表示時の画面の映り込みは、有機ELよりも目立ちにくくなります。

有機ELテレビの映り込み対策

有機ELテレビの映り込み対策が必要かどうかは、使用している人の感覚によります。つまり、特に気にならないならば対策をせずにそのまま使っても良いでしょう。

一般的な映り込み対策を以下に記します。

1.直射日光が当たらないようにする

屋内で使用する場合、テレビ画面に直射日光が当たってしまうと、さすがに画面がよく見えなくなるでしょう。

テレビの設置位置を変更して、直射日光が当たらないようにすることがもっとも効果的ですが、部屋のレイアウトの都合上、難しければカーテンなどで遮光するとよいでしょう。

2.照明との位置関係を工夫する

映り込む時に画面で起こっていることは鏡での反射と同じですので、照明からの光の入射角と反射角は等しい関係にあります。

したがって、照明とテレビと視聴する時の目の位置を調べ、照明が反射して目に入ってこないようにレイアウトを工夫するとよいでしょう。

通常は、照明は高い位置にあります。そのため、テレビの画面の位置を座って視聴する時の目の高さと同じぐらい、あるいはそれよりも少し低い位置にすれば、照明が反射して直接目に入ってくることはないでしょう。

ほとんどのテレビは、設置時に画面が垂直になりますが、上下方向に画面を傾けることができる機種の場合は、映り込みが少なく、画面が見やすい角度に微調整するとよいでしょう。

3.照明の明るさを調節する

上記の対策で通常は十分であることがほとんどです。しかし、映画などを集中して観たいときなどに画面の映り込み気になるならば、部屋の照明を少し暗くすると効果的です。

もちろん完全に部屋の照明を消してしまえば、(他から日光などが入らない限りは)映り込みは消えますが、そこまでしなくてもかなり効果はあります。

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低反射・低映り込み有機ELテレビのデメリット・メリット

ARとAG

ディスプレイの反射防止処理には、大きく分けるとAR(アンチリフレクションコーティング)とAG(アンチグレアコーティング)の2種類があります。

ハイエンドのテレビでは、ARが主流で、パソコンではAGが主流でした。しかし、テレビでは、ARとAGをミックスしたものが使われ始め、パソコンではARが増えてきています。

パソコンでは、ARをグレア、AGをノングレアという呼称もよく使われています。

高精細な映像を楽しむためには、一般にARの方が優れています。しかし、ARにもどれぐらいコストをかけるかによって、その効果はピンからキリまであります。

パソコンの場合、テレビに比べて近距離で、画面の一部を凝視するような使い方が多く、クオリティの低いARではかなり使っていて疲れます。そのため、どちらかというと低コストでもそれなりに効果があるAGが広く使われていたようです。

最近は、パソコンでインターネット経由の動画配信を楽しむ人が増えて来たため、より映像をくっきり楽しむことができるAR(グレア)タイプをディスプレイを搭載した機種が増えています。

例えばMacBookのディスプレイ画面を見ると本当に高性能な反射防止処理が施されていることがわかります。

低反射・低映り込み有機ELテレビとは?

ARとは、原理的には多層膜反射による光の干渉を利用し、反射光を弱めるものです。技術の詳細は公開されていませんが、通常はコストの問題もあり、ディスプレイ画面に一層程度の薄い層を作り、干渉により反射光を弱めています。

現在の有機ELテレビに使用されているARは、価格的に許容される範囲内では最上級のものです。かなり反射率は低くできますが、それでも完全に反射しないようにすることはできません。

ある意味、コストを考慮したうえでのAR技術の限界であるため、これにAGをミックスさせる技術が開発されてきました。

AGは、小さな粒子などを画面の表面に塗布して、その部分で光を散乱・拡散させることで、画面に映り込む像をボヤけさせる効果があります。

AGがミックスされているのかどうかは、テレビ売り場で、画面に映り込む像をよく観てみるとおおよそわかります。

反射により映り込んだ像が弱くてもクッキリ見えるのはARのみであることが多いです。像を詳細に見てわずかに滲んでいるように見えればAGがミックスされています。

低反射・低映り込み有機ELとは、主にARにAGをミックスしたものを意味することが多いのですが、技術の詳細は公開されていませんので、それ以外のものもある可能性はあります。

低反射・低映り込み有機ELテレビのデメリット・メリットは?

ARとAGをミックスしたものを使用している低反射・低映り込み有機ELテレビのデメリットは、黒表示時にわずかに輝度が高くなることです。

もちろん、液晶テレビに比べればかなり黒はしっかり表示できますが、ARのみの有機ELテレビと比べるとわずかに真っ黒を表示した時に明るく見えます。

ほとんどのハイエンド有機ELテレビは、大画面であるため、画素密度はスマホよりは低く、かなり近づいて画面を見ると画素の粗さを感じます。

それでも一般的なテレビの視聴距離で画面を見れば画素の粗さは感じ難いです。したがって、AGによりわずかに映像が滲んでも、テレビとして使用するならばほとんど気にならないでしょう。

メリットは、ARに比べてAGの効果も加わるので、映り込みが軽減されることです(*各製品の技術の詳細は公開されていないため、このような視点での比較は厳密にはよくわからないこともあります)。

技術も日進月歩ですが、2022年モデルでは、各社の有機ELのラインナップの中の最高峰ではなく、2番目の以降の機種に低反射・低映り込みパネルが搭載されていることが多く、価格もフラッグシップモデルよりは安いので、お買い得感があり、よく売れていました。


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有機ELテレビの映り込みの少ない機種

前述のように、各機種の反射防止処理について、技術的な詳細は開示されていないため、必ずしもARとAGのミックスであるのか確認できません。そのため、「低反射」「低映り込み」という記載されている機種を以下に紹介します。

レグザ有機ELテレビX9900L

REGZAの有機ELテレビX9900Lは、2022年モデルなのですが、発売当時は「レグザ史上最高の高画質」とメーカーがアピールしていましたので、2023年モデルが発売された後の現時点でもかなり優れた画質であることは間違いありません。

型落ちになり、かなりお買い得な価格になっています。

反射防止にいついては、「低反射 ARパネル」を搭載しています。最高水準の映り込みの少なさですね!


レグザ有機ELテレビX9900M

2024年1月6日時点のREGZAのフラッグシップモデルが、このX9900Mです。まだ後継機種が発売されていませんので、最新モデルです。

もちろん前年モデルのX9900Lよりは価格が高いですが、発売からかなり時間が経過しているため、価格差はわずかです。

反射防止にいついては、「低反射 ARパネル」を搭載しています。最高水準の映り込みの少なさです!


レグザ有機ELテレビX8900L

REGZAの2番目のグレードの有機ELテレビです。48インチがありますので、55インチでは大きすぎるという方には特におすすめです。

「低反射有機ELパネル」を搭載しています。AGがミックスされたタイプの反射防止処理で、映り込んだ画像が滲み、目立ちにくくする効果があります。

真っ黒を表示すると、上位機種よりはわずかに明るく見えますが、その差に気がつく人はかなり画質にこだわりがある人ぐらいでしょう。

上位機種よりもかなり安いので、売れています!


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