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HDMIケーブルの4K対応の違いは?プレミアムとは?見分け方は?

4Kテレビ・8Kテレビ

4Kの液晶テレビや有機ELテレビとブルーレイ・ハードディスクレコーダーなどの接続は、通常HDMIケーブルで行います。しかし、HDMIにもいくつか種類がありますので、どれを選べばよいのか悩むこともあります。

適切なものを選ばないと本来の高画質で楽しめないこともあります。4KのためのHDMIケーブルについて紹介します。

*4K・120Hz(p)対応のテレビにPS5やXboxを接続して高画質映像を楽しむならば、HDMI 2.1が必要です。

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HDMIケーブルの4K対応の違いは?プレミアムとは?見分け方は?

HDMIとはHigh-Definition Multimedia Interfaceの略で、一般に「エイチディーエムアイ」と呼ばれています。映像・音声をデジタル信号で伝送するデジタル家電向けのインタフェースの標準規格です。

2002年12月にHDMI 1.0の仕様が策定されて以降バージョンアップが繰り返されてきました。現在販売されているものとしては、2009年に発表されたHDMI 1.4、同2013年のHDMI 2.0、同2015年のHDMI 2.0a、同2017年のHDMI 2.1を知っておけば良いでしょう。

HDMI 1.4ケーブル

伝送速度は10.2Gbpsで、最大解像度4096×2160・24p、3D映像に対応しています。フルハイビジョンの映像ならば十分ですが、通常の4K映像は60pですので、高画質の4K映像を伝送するには不十分です

バージョンの他にケーブルカテゴリーというものがあり、HDMI 1.4は「ハイスピード」に分類されています。

HDMI 2.0ケーブル

伝送速度は18Gbpsで、最大解像度4096×2160・60pに対応しています。ケーブルカテゴリーは「ハイスピード」です。

HDMI 2.0aケーブル

HDMI Licensingが2015年頃から、4K/Ultra HD伝送に対応したHDMIケーブルの「プレミアムHDMIケーブル(Premium HDMI Cable)」認証を開始しました。これはHDMI 2.0と同等なのですが、伝送速度は18Gbpsで、最大解像度4096×2160・60p、HDRに対応し、Ultra HD Blu-ray規格のコンテンツを存分に楽しむことができます。

認証を受けたケーブルは「Premium High Speed HDMI Cables」のロゴを使い、4K/UHD対応であることが分かりやすくなりました。ケーブルカテゴリーは「プレミアムハイスピード」です。

4K HDRの画質の映像信号伝送には、この「プレミアムHDMIケーブル(Premium HDMI Cable)」を選んでおけば大丈夫です。

HDMI 2.1ケーブル

現時点で最新のHDMIケーブルで、伝送速度48Gbpsで8K(7,680×4,320)・60p、4K(3,840×2,160)・120pに対応します。ケーブルカテゴリーは「ウルトラハイスピード」です。

シャープのアクオス8Kなどに8K・60pの信号を伝送して表示させるためには、これを使えばケーブル1本で伝送できます。

またPS5も将来的にはアップデートして8K出力ができるようになる予定ですし、現状でも4K・120pの出力はできるようです(*ただし、4K・120pに対応するゲームコンテンツがほとんどない)。

そのためPS5にはそれに対応するHDMIケーブルが付属しているようです。まだ限られた場面でしか使われませんが、今後徐々に普及していくでしょう。

4K・120Hz(p)対応のテレビにPS5やXboxを接続して高画質映像を楽しむならば、HDMI 2.1が必要です。

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プレミアムHDMIケーブルで4K HDR映像を観る

HDMI 2.0aケーブル(プレミアムHDMIケーブル)が必要なのは、4K・60p・HDRの映像信号を伝送する場合です。

外付けのHDDレコーダーに録画したフルハイビジョン画質の番組を4Kテレビ側へそのまま伝送する場合や、Blu-rayディスクからのフルハイビジョン画質の映像をそのまま伝送する場合には必ずしも必要なく、HDMI 2.0ケーブル(ハイスピード)でも大丈夫です。

機種によっては、フルハイビジョン画質の映像信号を4Kにアップコンバートしてから4Kテレビに伝送できるものもありますが、通常は4K・30pへのアップコンバートですので、HDMI 2.0ケーブル(ハイスピード)でも大丈夫でしょう。

注意が必要なのが、Ultra HD ブルーレイプレーヤーで再生した高画質の4K映像を観る場合です。4K・60p・HDRの映像信号ですので、プレミアムHDMIケーブルを使いましょう。Ultra HD ブルーレイプレーヤーとそれに対応した4Kテレビでの映像の美しさは、ある程度大きな家電量販店ではデモしていると思いますので、実際にご覧になると良いでしょう。本当に美しいです。

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プレミアムHDMIケーブルでも4K HDRが観られない?

4KテレビとUltra HD ブルーレイプレーヤーおよびプレミアムHDMIケーブルを買っても、本来の美しい映像が観られないことがあります。よくある事例として、4KテレビがUltra HD ブルーレイプレーヤーおよびプレミアムHDMIケーブルに対応していないことが挙げられます。

Ultra HD ブルーレイプレーヤーが販売開始になってからまだ日が浅く、またコンテンツも十分ではないため、それ以前に販売されていた4Kテレビが対応していないケースは珍しくありません。事前に売り場やカタログ等で確認しておいた方が良いでしょう。

また4KテレビとUltra HD ブルーレイプレーヤーが対応している場合でも、プレミアムHDMIケーブルの接続ポートや機器の設定によっては本来の高画質で表示されないこともあります。取扱説明書などを確認しましょう。

HDMIケーブルの端子(コネクター)のタイプ

HDMI ケーブルの端子(コネクター)には、HDMI、ミニHDMI、マイクロHDMIというタイプがあります。テレビとUltra HD ブルーレイプレーヤーやブルーレイHDDレコーダーなどを接続する場合は、通常は機器が大きいためHDMIが採用されています。

しかし、カメラやビデオカメラでは機器が小型になるためにミニHDMIが、スマホやタブレットではさらに小さくなるためマイクロHDMIが採用されることが多いです。接続しようとする機器のコネクターがどのタイプであるのかを確認してから購入しましょう。

まとめ

4K映像のためのプレミアムHDMIケーブルについて紹介しました。美しい映像を存分に楽しみましょう。

4Kへのアップコンバートについてこちらの記事で紹介しています。

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