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有機ELは液晶よりも目に優しいのか?疲れる?スマホとテレビとパソコンで解説!ノートパソコンなら有機ELと液晶のどっち?

有機ELと液晶4Kテレビ・8Kテレビ

「有機ELは液晶よりも目に優しい!」「液晶はブルーライトが眼に良くない!」という話をよく聞きますが、本当なのでしょうか?

有機ELの方が液晶よりも「目が疲れる」という意見もよく耳にします。

最近はスマホやテレビ、パソコンで有機ELディスプレイ搭載機種が売れていますので、どっちを選ぶべきなのか気になりますね。

眼への影響はブルーライトだけではありません。その他にも考慮すべき点もありますし、有機ELと液晶の差というよりは使い方による部分もあります。

現時点では、有機ELと液晶のどっちが目に優しいのかという点で選ぶ必要はないと考えられます。基本的には好きな方を選べばよいでしょう。

以下に詳しく解説します。

*AppleのMacBookは「グレア」で反射防止処理も優れていて、見やすく、動画の視聴もWordなどの事務仕事も快適です。


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有機ELは液晶よりも目に優しいのか?疲れる?

「有機ELの方が液晶よりも目に優しい」という主張の根拠とされることが多いのが「ブルーライト」です。

有機ELよりも液晶の方が「ブルーライト」と呼ばれる青色の光の強度が高く、これが目に悪いという主張です。青色は可視光(目に見える波長の光)の中でもっとも波長が短く、光化学反応などを引き起こすエネルギーが高いため、目に障害を与えやすいということのようです。

医学的には、まだ研究が進められている段階で明確な結論は出ていません。

有機ELは、自発光型のディスプレイで、赤色・緑色・青色(RGB)の画素が自ら発光し、映像を作り出します。

液晶は、非発光型のディスプレイで、液晶パネルそのものが発光するのではなく、背面にあるバックライトからの光を画素ごとに調光する仕組みです。つまり、液晶を電圧で駆動させ、画素ごとにバックライトからの光をオン/オフあるいは透過光量を調節するということです。

このバックライトに用いられているのがLEDです。液晶のバックライトに白色LEDが用いられ始めた初期には、主に黄色蛍光体と青色LEDを組み合わせ、白色LEDとしてものが用いられていました。

これの発光スペクトル強度を見るとブルーライトが強いために、「ブルーライト」問題が指摘されるようになったわけです。

しかし、まず常識的に考えて、ブルーライト(=青い光)が少しでも眼に入ったら眼を痛めてしまうわけではないことはわかると思います。例えば、晴れた日に屋外に出て、青空を眺めた途端に眼を痛めてしまうようであれば、外に出ることさえできなくなってしまいます。

またテレビを見ていても、当然のことながら青色の映像が映ることがありますが、それを見ただけですぐに眼を怪我してしまうわけではありません。それほど危険なものであれば、普通に販売できないでしょう。

あくまでも光の波長成分と強度、およびそれを見続けた時間が総合的に関係してきます。

前述のように医学的な結論が明確に得られているわけではありませんので、ここではあくまでもディスプレイの性能だけに注目し、有機ELと液晶を比較してみます。

有機ELと液晶のブルーライト比較

まず最近の有機ELと液晶を比較すると、ブルーライトの比率に大きな違いは無くなる傾向があるということを記しておきます。

多種多様な機種が販売されていますので、それらすべてを一言で正確に説明することはできませんが、技術の方向性という点では同じ方向へ進んでいるため理解しやすいです。

技術の方向性とは、「ディスプレイの広色域化(=表示可能な色数を増やす)」です。そのため、赤色・緑色・青色(RGB)の光のスペクトル幅を狭くする研究開発が進められています。

その結果、有機ELと液晶のスペクトルは年々似たようなスペクトルになってきており、違いが小さくなっています。目指す方向性(=理想とする光のスペクトル)が同じなので当たり前ですね。

現時点では、両社は完全に一致するところまでには至っていませんが、すでに液晶では従来の「黄色蛍光体+青色LED」ではなく、「広色域用蛍光体+青色LED」「量子ドット+青色LED」が主流となり、ブルーライトの比率は下がってきています。

また有機ELと液晶の両方で、夜間の視聴用に色調を調整してブルーライトをへらす設定を選べるようになってきています。

ディスプレイから出る光のスペクトルを見ても、差が小さくなっているのであれば、ブルーライトだけを理由に有機ELの方が液晶よりも目に優しいという結論には無理があるでしょう。

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有機ELスマホは目に悪い?

最近普及が進んでいるため、有機ELスマホユーザーが増えています。実際に使ってみて「有機ELスマホは目に悪い?」と感じる方もいるようです。

これも有機ELスマホと液晶スマホのいずれか一方が、他方に比べて著しく目に悪いということは考え難いです。

私は、液晶スマホのiPhone 11を使った後に有機ELスマホのiPhone 13を使っていますが、使っていてそれほど大きな差を感じません。

技術的にはもちろんコントラストのスペックなどを比較すれば有機ELスマホの方が優れているはずですが、通常の明るい部屋などでブラウザーのWebページを見たり、撮影した写真などを見る程度であれば違いを指摘することは難しいでしょう。

もしどちらの機種かわからないようにして、表示画面だけを見せられるようなブラインドテストをされたら、有機ELスマホと液晶スマホを正確に言い当てられる方はあまりいないのではないかと思います。

前述の「ブルーライト」のことを考え合わせれば、有機ELスマホと液晶スマホのどちらか一方が目に悪いということではなく、むしろ使い方の影響の方が大きいでしょう。

有機ELスマホと液晶スマホの使い方による眼への悪影響

常識的に考えられる眼に悪影響がありそうな使い方は以下のようなものです。

1.画面が明るすぎる

最近のスマホは性能が向上し、かなり画面の輝度(明るさ)を高くすることができます。明るすぎるものを長時間凝視し続けることは目に負担がかかりますし、明るさの限度を越えると眼にダメージを受ける可能性があります。

また適切な画面の明るさは周囲の環境によっても異なります。つまり、画面をある輝度に設定して丁度良く感じられたとしても、暗い部屋などに移動すると画面が明るすぎる可能性があります。

人間の眼は、周囲の明るさに応じて瞳孔が開き方が変わり、目に入ってくる光の量を調節します。そのためスマホの画面の明るさが同じでも、周囲の明るさが変わってしまうと実際に感じる明るさが変化してしまうためです。

2.長時間近距離で凝視する

スマホの画面は小さいため、かなり近い距離で画面を凝視することになります。動画配信などの映像を視聴していると、長時間至近距離で凝視することになる場合があります。これは眼への負担が大きいです。

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有機ELテレビは目に優しい?

プレミアム商品であった有機ELテレビもかなり価格が下がりましたので、売れています。

テレビについても「有機ELテレビは目に優しい?」あるいは「有機ELテレビは目が疲れる?」などのコメントを見聞きすることがあります。実際、どのような状況なのでしょうか?

まず「ブルーライト」問題については、前述の通りです。有機ELと液晶であまり大きな違いはないと考えて良いでしょう。

眼への悪影響という点では、基本的には使い方による部分が大きいですが、スマホに比べるとテレビの方が有機ELと液晶による差がありますので、以下に解説します。

有機ELテレビと液晶テレビの使い方による眼への悪影響

1.画面が明るすぎる

スマホと同様に画面が明るすぎると眼への負担が大きくなります。テレビは有機ELよりも液晶の方が最大輝度(明るさ)が高く設定できますので、液晶テレビユーザーの方が画面が明るすぎることが多いようです。

なぜなら画面を明るくした方が鮮やかで美しい映像になりやすく、明るめの設定にしてしまうことが多いためです。それでも風景などの映像ならば良いのですが、ゲーム画面のなどのように画面の多くの部分が白色で表示されるような場合は、眩しくて直視できないこともあります。

またテレビとの視聴距離も重要です。画面に近づくほど目に入ってくる光の量が増えるので、同じ明るさに設定していても実際に感じる明るさが異なります。

2.画面の映り込みが強い

現時点では、有機ELテレビは高価格帯の機種がほとんどで、液晶テレビは高価格帯から低価格帯までラインアップがあります。

低価格帯の機種は、高価格帯の機種に比べてスペックダウンしたり、機能を省略したりするなどしてコストダウンし、値段を下げています。

眼への悪影響という点で重要なのが画面の映り込みです。これを抑えるためには画面の最表面の反射防止処理が重要なのですが、案外コストがかかるために、低価格帯の機種ほど反射防止処理の性能が低く、映り込みが目立ちます。

映り込みとはテレビの前方のものが鏡のように画面に映り込んでしまう現象です。特に照明などの明るいものが映り込むと画面が見にくくなり、目が疲れます。

つまり、液晶テレビの場合は、低価格帯の機種を買うと眼が疲れやすくなる可能性がありますので、できるだけ反射防止処理の性能が高い高価格帯の機種をおすすめします。


有機ELテレビの場合は、そもそも高価格帯の製品であり、反射防止処理の性能も高い機種が多いです。それなのに液晶テレビよりも映り込みが強い傾向があります

それは真っ黒を表示できるという有機ELテレビの長所が映り込みには不利であるためです。

したがって、「有機ELテレビは目が疲れる」ということはある程度的を得ています。


反射防止処理は、技術的に完璧ということはなく、現在高価格帯の機種で用いられているものが現在の技術ではほぼ限界です。つまり、それでも映り込み気になる場合は、テレビの配置などを工夫して映り込みが少なくなる部屋のレイアウトとすると良いでしょう。

パソコンは有機ELと液晶のどっち?眼への悪影響は?

パソコンの場合はテレビとほぼ同じで、「画面の明るさ」と「画面の映り込み」が眼の疲れやすさに大きく影響します。

明るさについては、パソコンですぐに操作できますので、実際に明るさを変えてみて眼への負担が小さいと感じられる明るさに調節しましょう。WordやExcelなどで作業をする場合は、画面の明るさを極端に落としすぎても眼が疲れやすくなります。

画面の映り込みについては、パソコンの場合はメーカーと機種による差がかなりあります。これは実物を見て確認する方が良いでしょう。

最近は動画配信などをパソコンで視聴する人も多いため、「グレア」と呼ばれる光沢のある画面のパソコンも多いです。「グレア」の高価格帯の機種の場合は、高性能なアンチリフレクションコーティング(AR処理)をしているものが多いです。

例えばAppleのMacBookは「グレア」で反射防止処理も優れていて、動画の視聴もWordなどの事務仕事も快適です。


しかし、もう少し低価格帯のメーカー・機種になると、反射防止処理の性能が低く、映り込みがかなりキツイものが多く、かなり疲れます。

反射防止処理としては、もう1つ代表的なものとして「ノングレア」タイプのアンチグレアコーティング(AG処理)があります。

これはすりガラスのように少々ざらついた感じがする処理なのですが、画面の最表面で外光を散乱させることで映り込みを抑制します。

実は10年以上前ならば、パソコンではこの「ノングレア」が圧倒的に主流だったのですが、パソコンで動画配信を視聴する人が増えるようになってから「グレア」が増えました。

Wordなどの事務処理には「ノングレア」が安価で効果が高いのですが、どうしても映像がぼやけますので、高精細な美しい映像を簡単に楽しめるようになると、光沢があり、映像がぼやけない「グレア」が人気となったわけです。

「グレア」を選ぶならば特に反射防止処理の性能が高い機種を選ぶことが重要です。

これはテレビと同様に有機ELパネル搭載モデルほど映り込みが目立つために必須です。


あまり動画配信を視聴せず、基本的にはWordなどの事務作業をするためのパソコンならば、「ノングレア」が安価で映り込みも少なくお買い得です。


パナソニックのレッツノートは、「ノングレア」なのですが、映像のぼやけがほとんど感じられない最新の反射防止処理で秀逸です。


ノートパソコンは有機ELと液晶のどっちを選ぶべきか?

現時点で有機ELのノートパソコンを選ぼうとすると、候補が極端に少なくなってしまうので、正直なところ辛いです。

例えば、MacBookにはまだ有機ELディスプレイ搭載モデルがありませんので、Macを選べないことになってしまいますし、Windows PCでもほとんどが液晶ディスプレイ搭載モデルです。

しかし、iPhoneのようなRGB塗り分け方式の有機ELディスプレイの画質が優れていることは間違いなく、MacBookにも近い将来に有機ELディスプレイ搭載モデルが登場するのではないかと言われています。

そのため、MacBookの有機ELディスプレイ搭載モデルが欲しいならば、少なくとも数年は待つしかありませんので、とりあえず現在販売中の機種を買って、待望の有機ELパネル搭載モデルが登場してから買い替えれば良いでしょう。

Windows PCの場合、いくつかのメーカーでOLEDディスプレイが搭載されたモデルがラインアップされ始め、価格もそれなりに落ち着いてきています。液晶ディスプレイ搭載モデルに比べれば少し高いですが、その差額分の予算が用意できるならばおすすめです。

エイスース(ASUS)とレノボ(Lenovo)が積極的に製品を発売しています。



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