テレビの価格は、1年の中でもかなり違いがあることはご存知でしょうか?
もっとも高い時期ともっとも安くなる時期では、2〜3割は差があります。最新型の上位機種では30万円を超える価格で発売されるものもありますので、2〜3割とは6〜9万円の価格差になることもあります。
結構な価格差ですね・・・。
テレビの価格動向を知らないで何となく買ってしまうと、これほどの金額分の損をしてしまうことになりかねません。働いて6〜9万円を追加で稼ぐのはかなり大変ですので、その労力と時間を考えれば安く買うことに少しだけでも労力と時間をかけた方が良いかもしれません。
それもそれほど難しいことではありません。本記事で紹介するポイントを理解すれば簡単です!
2024年10月28日時点で、もっともおすすめのお買い得なテレビは、REGZA 55インチ MiniLED 55Z870Nです!
レグザの2024年の上位機種がここまで値下がりしています!衝撃です!
レグザの技術を活用して著しく性能向上したハイセンスのミニLEDテレビも激安です!
テレビが安い時期・買い時について紹介します!
有機ELテレビと液晶テレビのどっちを選ぶべきかについてこちらの記事で紹介しています。
テレビが安い時期2024年版!買い替え時期は?
2024年モデルの日本市場のテレビは、前年に比べて着実に技術の進歩があり、画質・機能が向上しています。
ソニー、パナソニックなどの日本メーカーは、販売台数の世界シェアが小さいため、生き残りをかけてハイエンドモデルの価格引き上げをしています。
もちろん画質・機能が向上しているので単純な値上げではありませんが、ハイエンドモデルの価格が下がりすぎないように必死で価格維持、可能であれば価格上昇に注力しています。
それに比べると中国勢のハイセンスやハイセンスの傘下に入っているレグザなどは、画質・機能を向上させながらも価格を抑えて販売台数を稼ぐ姿勢が鮮明です。特に発売後の価格下落が大きく、2024年モデルもすでに驚くような低価格になっています。
テレビが安くなる時期!価格推移!年間では?
新製品のテレビは、発売開始時がもっとも価格が高く、細かな価格変動はあるとしても、基本的には発売後は時間の経過とともに値下がりしていきます。
そして永遠に値下がりし続けるのではなく、ある程度の価格で下げ止まり、底値となる傾向があります。それは販売店においても仕入れ価格というものがありますので、できるだけ赤字にはしたくなく、どうしても赤字になってしまう場合でも赤字額はできるだけ少なく抑えたいためです。
一般的には、後継機種が発売されるとこれまで販売してきた機種が「型落ち」になりますので、急激に値下がりし、底値付近になります。
その機種の人気や在庫状況、発売時の価格などにもよりますが、発売開始時の価格に比べて2〜3割価格下落することが多いです。
したがって、「テレビが安い時期」とは、必ずしも〇〇月とは限らず、「型落ち」になる時期であり、それはメーカー・機種により異なります。
全機種が一斉に発売になるのではなく、最初の機種が発売されてから最後の機種(*異なるインチサイズのものも含む)が発売されるまで半年程度の期間があるメーカーもあります。
製品の発売時期とその後継機種の発売時期を調べてみると良いでしょう。
テレビの買い時は?
前述の基本的なテレビの価格動向から、もっともお得なテレビの買い時は「型落ち」になった頃と言えます。実際は、新製品が発表された後、発売開始となる日よりも少し前から「型落ち」品として値下がりします。
「型落ち」となった製品の価格は底値で安定することが多いので、タイミングを見計らって買うことができます。そのため、必ずしも〇〇月とこだわる必要はなく、自分が必要とする時に買えることになります。
したがって、「テレビの買い時」としては、必ずしも特定の時期だけということではありません。型落ち品を狙えば比較的自分の都合に合わせて買うタイミングを選ぶことができるでしょう。
ただし、特定の販売店で買いたい場合は、その販売店の持つ在庫限りで売り切れになるリスクがあります。現在は、Amazonや楽天、Yahoo!などのインターネットショップサイトを探せば、かなり前の型落ち品も探すことができるので、販売店にこだわらなければ型落ちになってから2年程度はどこかのショップ買える可能性が高いです。
さらに「型落ち」品は販売店のセールの目玉商品に設定されることも多く、それを狙えば激安価格で手に入れることもできます。
Amazonや楽天、Yahoo!などのセールのタイミングを狙うのも良いでしょう。この方法の弱点は、欲しい機種が必ずしもセールの対象商品になるとは限らないということ。その場合でも型落ち品の価格で買えるので、狙っても損はないでしょう。
テレビの買い替え時期は?
内閣府による消費動向調査(*2021年3月に調査を実施)によると、テレビの平均使用年数は10.0年でした。現在使用しているテレビを買い替えるタイミングを考える時に、この調査結果は参考になるでしょう。
しかし、これは文字通り「平均使用年数」ですので、10年を超えて使用している人も、10年未満で買い替えている人もかなりいるはずです。
実際、私が自宅のリビングで使用していたテレビは、2台連続10年未満で突然故障して買い替えざるを得ない状況になりました(*詳しくは本ブログの記事「東芝レグザ43Z700Xに不具合発生!画面が半分暗い!修理費用は?REGZA のバックライトを修理代は?故障は保証される?」)。
いずれも日本の一流メーカー(東芝とソニー)の上位機種で、安い粗悪品ではありません。使用環境も自宅のリビングですので、過酷な環境でもありません。
知っておきたいことは、最近のテレビのようないわゆる「デジタル機器」は、徐々に調子が悪くなって最後に使えなくなるというよりは、ある日突然故障して使えなくなるケースがそれなりの確率であるということです。
「数日間はテレビが無くても困らない!」という方は、ある程度割り切って考えて、「現在使っているテレビが壊れたら買い替える!壊れるまで使い続ける!」ということでも良いでしょう。
さすがにテレビを購入しようという方が、数週間〜数ヶ月間テレビ無しでは不便でしょうから、その場合は必ずしもテレビがもっとも安くなる時期を狙って買うのは難しくなります。その時点で適当なテレビを選ぶことになるでしょう。
もう一つの考え方は、平均使用年数10年を1つの目安と考え、それより少し前の使用年数8年を過ぎた頃からテレビがもっとも安くなる時期を狙って買うという方法です。故障する前で正常に使える状態のテレビであれば、買取サービスが利用できることもあります。特に有機ELテレビは、家電リサイクル法の対象外なので、壊れる前に買い取ってもらうとお得なこともあります。
何らかの不具合が発生していて、保証による無償修理もできず、有償となってしまう場合は、早めに買い換えをした方が妥当であることが多いです。10万円以上のテレビについては、5年程度の長期保証に入っておく方が無難でしょう。購入後比較的早い時期に故障が発生したら修理できますし、保証が切れる6年目以降に不具合が発生したら、買い替えを決断しやすくなるでしょう。
テレビが安くなる理由
前述したようなテレビの価格動向は、ある程度は一般の消費者も知っていることですので、当然のことながらテレビメーカーは熟知しています。それでもなぜこのようにテレビの価格は下がるのでしょうか?
発売時の価格から1年程度の期間に大きく値下がりするとなると、販売価格そのものへの信頼性が揺らいできますし、テレビメーカーの収益にも悪影響が出ます。したがって、テレビメーカーもできれば値下げせずに定価販売したいわけです。
例えば、MacBookやApple Watch、iPadなどのApple製品は、テレビと同じ家電量販店で販売されていますが、基本的には定価販売です。
実際は、テレビ市場は明らかな過当競争で、さらに中国メーカーの躍進も目覚ましく、価格競争に陥りやすくなっています。そのためテレビメーカーが定価販売を望んでも、ライバルメーカーが値下げしてくると負けてしまう可能性が高いので、値下げせざるをえないわけです。
そのため、発売開始後の時間の経過による値下がりを考慮して価格設定していると考えられます。それが発売開始時の価格への信頼性を損なう結果になるのはジレンマですね。
具体的な例を1つ紹介します。2024年モデルで注目されているミニLEDテレビの機種の1つであるレグザZ970Nシリーズです。
65Z970Nは、2024年7月12日に495,000円で発売されました。それが約2ヶ月後の2024年10月28日時点で、Amazonで325,800円で販売されています。すでに約34%の値下がりです。ある意味、型落ち品に近い価格まで下がってきていますので、買い時と言えなくもありません・・・。
ここまで短期で大きく値下がりする原因は、日本のテレビ市場が全般的に販売不調であること、この機種の価格設定が高すぎたことなどが考えられます。
このような値下がりを見せられると、やはり「待てばもっと安くなる」という心理が働きやすいですね。これがテレビメーカーの収益を悪化させる原因になりかねません
そのため、パナソニックは、2022年モデルから定価販売に移行する試みを始めています。メーカーと家電量販店との契約を改定し、有機ELテレビの上位機種などのいくつかの製品について、販売店側が勝手に値下げできないようにしています。
販売店によっては、その旨を製品に周囲に貼り紙をするなどによって明示しています。そのため、値下げしたライバルメーカーの製品に対してびっくりするほど高い価格になっている場合があります。
以下は2024年モデルのパナソニックビエラのフラッグシップモデルです!
パナソニックのこの戦略が成功するのかどうかまだわかりません。しかし、ライバルメーカーの製品よりも価格が高ければ、販売数量が落ち込むことは避けられないでしょう。
それだけ過当競争・価格競争の業界で、定価販売に移行することは簡単ではないのです。
Amazonでテレビが安い理由についてこちらの記事で紹介しています。
テレビの安いおすすめ機種!
前述のように、テレビメーカーは製品の値下がりにより収益が悪化しています。そのため、毎年新製品の性能・機能を向上させて値上げする努力をしています。
ソニーブラビアでは、2024年モデルではミニLEDテレビをフラッグシップモデルに位置付け、テレビとしての最高画質を目指した意欲作「BRAVIA 9(XR90)」を発売しました。そしてそれをもっとも高額な価格とすることで、全体の価格を上げる取り組みをしています。
2023年モデルでフラッグシップモデルとしていたQD-OLEDパネル搭載の有機ELテレビA95Kについては、後継機種のA95Lを発売しています!価格的にA95Lの方がBRAVIA 9よりも高くなっていることがあります。
ミニLEDテレビのお買得モデルは、2024年の上位機種のレグザZ870Nシリーズです。
レグザのミニLEDテレビには、この上にZ970Nがあるのですが、65インチ以上のサイズですので55インチならばZ870Nがハイエンドモデルです。
PS5でアマゾンプライムビデオを4Kで見る方法についてこちらの記事で紹介しています。
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