テレビの価格は、1年の中でもかなり違いがあることはご存知でしょうか?
もっとも高い時期ともっとも安くなる時期では、2〜3割は差があります。最新型の上位機種では30万円を超える価格で発売されるものもありますので、2〜3割とは6〜9万円の価格差になることもあります。
結構な価格差ですね・・・。
テレビの価格動向を知らないで何となく買ってしまうと、これほどの金額分の損をしてしまうことになりかねません。働いて6〜9万円を追加で稼ぐのはかなり大変ですので、その労力と時間を考えれば安く買うことに少しだけでも労力と時間をかけた方が良いかもしれません。
それもそれほど難しいことではありません。本記事で紹介するポイントを理解すれば簡単です!
2023年6月22日時点で、もっともおすすめのお買い得なテレビは、ソニーブラビアXRJ-50X90Kです!
ソニーブラビア2022年モデルの上位機種X90Kシリーズが、ここまで安くなっています!性能的にはトップレベルですので、お買い得でしょう!
テレビが安い時期・買い時について紹介します!
テレビが安い時期2024年版!買い替え時期は?
2022年モデルのテレビでは、比較的大きな動きがありました。
それは、ソニーやパナソニックなどの主要テレビメーカーが、2022年モデルの上位機種を大幅に値上げしたことです。2023年モデルでも2022年モデルの価格帯が継承されています。
したがって、これらの機種を発売時に買った方々は、かなり高額であったはずです。まずはこのことを理解するために基本的なテレビの価格動向について説明します。
テレビが安くなる時期!価格推移!年間では?
新製品のテレビは、発売開始時がもっとも価格が高く、細かな価格変動はあるとしても、基本的には発売後は時間の経過とともに値下がりしていきます。
そして永遠に値下がりし続けるのではなく、ある程度の価格で下げ止まり、底値となる傾向があります。それは販売店においても仕入れ価格というものがありますので、できるだけ赤字にはしたくなく、どうしても赤字になってしまう場合でも赤字額はできるだけ少なく抑えたいためです。
一般的には、後継機種が発売されるとこれまで販売してきた機種が「型落ち」になりますので、急激に値下がりし、底値付近になります。
その機種の人気や在庫状況、発売時の価格などにもよりますが、発売開始時の価格に比べて2〜3割価格下落することが多いです。
したがって、「テレビが安い時期」とは、必ずしも〇〇月とは限らず、「型落ち」になる時期であり、それはメーカー・機種により異なります。
特に2022年モデルでは、半導体などの電子部品調達およびその他の国際情勢などにより、新製品の開発・製造に影響が出ているためか、全機種が一斉に発売になるのではなく、最初の機種が発売されてから最後の機種(*異なるインチサイズのものも含む)が発売されるまで半年程度の期間があるメーカーもあります。
製品の発売時期とその後継機種の発売時期を調べてみると良いでしょう。
テレビの買い時は?
前述の基本的なテレビの価格動向から、もっともお得なテレビの買い時は「型落ち」になった頃と言えます。実際は、新製品が発表された後、発売開始となる日よりも少し前から「型落ち」品として値下がりします。
「型落ち」となった製品の価格は底値で安定することが多いので、タイミングを見計らって買うことができます。そのため、必ずしも〇〇月とこだわる必要はなく、自分が必要とする時に買えることになります。
したがって、「テレビの買い時」としては、必ずしも特定の時期だけということではありません。型落ち品を狙えば比較的自分の都合に合わせて買うタイミングを選ぶことができるでしょう。
ただし、特定の販売店で買いたい場合は、その販売店の持つ在庫限りで売り切れになるリスクがあります。現在は、Amazonや楽天、Yahoo!などのインターネットショップサイトを探せば、かなり前の型落ち品も探すことができるので、販売店にこだわらなければ型落ちになってから2年程度はどこかのショップ買える可能性が高いです。
さらに「型落ち」品は販売店のセールの目玉商品に設定されることも多く、それを狙えば激安価格で手に入れることもできます。
Amazonや楽天、Yahoo!などのセールのタイミングを狙うのも良いでしょう。この方法の弱点は、欲しい機種が必ずしもセールの対象商品になるとは限らないということ。その場合でも型落ち品の価格で買えるので、狙っても損はないでしょう。
テレビの買い替え時期は?
内閣府による消費動向調査(*2021年3月に調査を実施)によると、テレビの平均使用年数は10.0年でした。現在使用しているテレビを買い替えるタイミングを考える時に、この調査結果は参考になるでしょう。
しかし、これは文字通り「平均使用年数」ですので、10年を超えて使用している人も、10年未満で買い替えている人もかなりいるはずです。
実際、私が自宅のリビングで使用していたテレビは、2台連続10年未満で突然故障して買い替えざるを得ない状況になりました(*詳しくは本ブログの記事「東芝レグザ43Z700Xに不具合発生!画面が半分暗い!修理費用は?REGZA のバックライトを修理代は?故障は保証される?」)。
いずれも日本の一流メーカー(東芝とソニー)の上位機種で、安い粗悪品ではありません。使用環境も自宅のリビングですので、過酷な環境でもありません。
知っておきたいことは、最近のテレビのようないわゆる「デジタル機器」は、徐々に調子が悪くなって最後に使えなくなるというよりは、ある日突然故障して使えなくなるケースがそれなりの確率であるということです。
「数日間はテレビが無くても困らない!」という方は、ある程度割り切って考えて、「現在使っているテレビが壊れたら買い替える!壊れるまで使い続ける!」ということでも良いでしょう。
さすがにテレビを購入しようという方が、数週間〜数ヶ月間テレビ無しでは不便でしょうから、その場合は必ずしもテレビがもっとも安くなる時期を狙って買うのは難しくなります。その時点で適当なテレビを選ぶことになるでしょう。
もう一つの考え方は、平均使用年数10年を1つの目安と考え、それより少し前の使用年数8年を過ぎた頃からテレビがもっとも安くなる時期を狙って買うという方法です。故障する前で正常に使える状態のテレビであれば、買取サービスが利用できることもあります。特に有機ELテレビは、家電リサイクル法の対象外なので、壊れる前に買い取ってもらうとお得なこともあります。
何らかの不具合が発生していて、保証による無償修理もできず、有償となってしまう場合は、早めに買い換えをした方が妥当であることが多いです。10万円以上のテレビについては、5年程度の長期保証に入っておく方が無難でしょう。購入後比較的早い時期に故障が発生したら修理できますし、保証が切れる6年目以降に不具合が発生したら、買い替えを決断しやすくなるでしょう。
テレビが安くなる理由
前述したようなテレビの価格動向は、ある程度は一般の消費者も知っていることですので、当然のことながらテレビメーカーは熟知しています。それでもなぜこのようにテレビの価格は下がるのでしょうか?
発売時の価格から1年程度の期間に大きく値下がりするとなると、販売価格そのものへの信頼性が揺らいできますし、テレビメーカーの収益にも悪影響が出ます。したがって、テレビメーカーもできれば値下げせずに定価販売したいわけです。
例えば、MacBookやApple Watch、iPadなどのApple製品は、テレビと同じ家電量販店で販売されていますが、基本的には定価販売です。
実際は、テレビ市場は明らかな過当競争で、さらに中国メーカーの躍進も目覚ましく、価格競争に陥りやすくなっています。そのためテレビメーカーが定価販売を望んでも、ライバルメーカーが値下げしてくると負けてしまう可能性が高いので、値下げせざるをえないわけです。
そのため、発売開始後の時間の経過による値下がりを考慮して価格設定していると考えられます。それが発売開始時の価格への信頼性を損なう結果になるのはジレンマですね。
具体的な例を1つ紹介します。2022年モデルでもっとも注目されている機種の1つであるソニーブラビアA95Kシリーズです。
XRJ-55A95Kは2022年7月16日に473,000円で発売されました。それが約2ヶ月後の2022年9月19日時点で、Amazonで357,457円で販売されています。すでに24%の値下がりです。ある意味、型落ち品に近い価格まで下がってきていますので、買い時と言えなくもありません・・・。
ここまで短期で大きく値下がりする原因は、日本のテレビ市場が全般的に販売不調であること、この機種の価格設定が高すぎたことなどが考えられます。
このような値下がりを見せられると、やはり「待てばもっと安くなる」という心理が働きやすいですね。これがテレビメーカーの収益を悪化させる原因になりかねません
そのため、2022年モデルでは、パナソニックが定価販売に移行する試みを始めています。メーカーと家電量販店との契約を改定し、有機ELテレビの上位機種などのいくつかの製品について、販売店側が勝手に値下げできないようにしています。
販売店によっては、その旨を製品に周囲に貼り紙をするなどによって明示しています。そのため、値下げしたライバルメーカーの製品に対してびっくりするほど高い価格になっている場合があります。
パナソニックのこの戦略が成功するのかどうかまだわかりません。しかし、ライバルメーカーの製品よりも価格が高ければ、販売数量が落ち込むことは避けられないでしょう。
それだけ過当競争・価格競争の業界で、定価販売に移行することは簡単ではないのです。
テレビの安いおすすめ機種!
前述のように、テレビメーカーは製品の値下がりにより収益が悪化しています。そのため、毎年新製品の性能・機能を向上させて値上げする努力をしています。
ソニーブラビアでは、単純に性能・機能をアップさせるだけではなく、これまでの最上位機種の上に新たなハイエンドモデル(A95Kシリーズ)を追加しました。そしてそれをもっとも高額な価格とすることで、全体の価格を上げたわけです。
こうなると2021年のハイエンドモデルの後継機種(A80Kシリーズ)は、グレード的には2番目になるのですが、前年の最高級機種であったものがさらに性能・機能が向上しているのでお買い得になっています。これを狙うのも良いでしょう。すでにかなり値下がりしています。
液晶テレビのお買得モデルは、2022年の上位機種のX90Kシリーズです。
ソニーブラビアの液晶テレビのラインアップでX90Kシリーズよりも上位の機種はあるのですが、すべて65インチ以上の大型テレビです。日本の多くの部屋に丁度よい50インチ・55インチでは、X90Kシリーズがハイエンドモデルになります。
PS5でアマゾンプライムビデオを4Kで見る方法についてこちらの記事で紹介しています。
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