XLEDと有機ELを比較!シャープのテレビAQUOSの新製品情報!量子ドット・MiniLED!

XLEDと有機ELを比較4Kテレビ・8Kテレビ

シャープと言えば、本格的な液晶テレビAQUOS(アクオス)を2001年に世界に先駆けて発売し、ブラウン管から液晶テレビへの置き換えの流れを作った企業です。

かつてはシャープの亀山工場で製造した液晶テレビに「亀山モデル」の名を付け、日本国内のテレビ史上では大きなシェアを持っていました。

その後、経営不振に陥り、国内シェアも落ちてきてしまいましたが、その高い技術力には定評があります。

2021年は、AQUOSの発売から20年という節目で、量子ドットとMini LEDバックライトを搭載した高性能モデル「XLED(エックスレッド)」を発売しました!

また有機ELテレビ(OLED TV)にもアクオスの名を冠するなど、ラインナップを充実させています。

このような魅力的なテレビが登場しましたので以下に紹介します!

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AQUOS XLED!量子ドット・Mini LED搭載の液晶テレビ!DX1・DP1

テレビメーカーのWEBサイトや製品カタログを見ると、各社のテレビのラインナップに対する考え方が表れています。

通常は、WEBサイトならば一番左上のところに、ラインナップの中のハイエンド、いわゆる「フラッグシップ」が置かれています。

カタログならば、一番前のもっとも目立つところです。

ソニー、東芝、パナソニック、ハイセンスでは、有機ELテレビが「フラッグシップ」になっていますが、シャープでは液晶テレビが「フラッグシップ」です。シャープは、有機ELテレビを発売開始した時に「AQUOS」の名前を付けませんでしたので、液晶に対するこだわりが強く感じられます。

そんなシャープが、最新技術を投入して開発した液晶テレビがDX1シリーズとDP1シリーズです!

両方に共通する新技術は、量子ドットシートとMini LEDバックライトを搭載したことです。

量子ドットは、ナノオーダーの微小な半導体粒子のことで、LEDからの青色光を吸収し、赤色と緑色の光を放出するタイプがそれぞれ使用されています。つまり、LEDからの青色光と赤色光および緑色光をバランスよくそろえることで光の2原色作り出します。

量子ドットシートを使うと、液晶ディスプレイの色域を広くすることができます。わかりやすく言うと表示できる色数を格段に増やすことができ、いろいろな映像を本来の鮮やかな色にさらに近づけて表示することができます。

Mini LEDバックライトは、直下型LEDバックライトに用いるLEDをより小さなLED(これをMini LEDと呼びます)にして、その数を格段に増やしたものです。従来の72倍の高密度にLEDの数を増やしたとのことです(*インチサイズによって密度は異なります)。

液晶テレビは、液晶パネルそのものが発光するのではなく、その背面からバックライトで照らします。各画素の液晶を駆動させて、液晶パネルを透過するバックライト光の強度を調節することで映像を作り出す仕組みです。

有機ELテレビと比べた弱点は、真っ黒を表示しようとしても、液晶パネルで完全にバックライトからの光を遮ることができず、わずかに漏れて完全な黒にならず、グレーになってしまうことでした(これを「黒浮き」と呼びます)。

この弱点を解決するために導入されたのが、直下型LEDバックライトによる部分駆動(ローカルディミング)でした。液晶パネルの直下にLEDを並べ、真っ暗にする部分のLEDは消灯してしまえば光が出ないので漏れてこないという仕組みです。真っ暗でなくても明るさに合わせてLEDの光量を調節することで、コントラストの高いメリハリのある映像を表示することができます。

しかし、使用しているLEDが従来機の4K液晶テレビ「4T-C65DN1」で110個程度でした。これでもさらに前の液晶テレビに比べれば格段にコントラストは良くなっていますが、4Kテレビは約800万個の画素数ですので、さすがにLEDの個数が少なすぎるわけです。

AQUOS XLED「4T-C65DP1」では、8,000個以上のMini LEDを使用し、1,000以上のエリアで部分駆動しています。

DP1シリーズ

DP1シリーズは、65型の4T-C65DP1と55型の4T-C55DP1があります。4Kダブルチューナー内臓の4K液晶テレビのフラッグシップです。

これは本当に高画質で、じっくり見ても有機ELテレビレベルの黒の表現力です。量子ドットの効果で色も鮮やかです。

ベゼル部分(画面の周囲の縁の部分)が約0.7cmと薄く、没入感も高いです。現在、販売されている4K液晶テレビとしては最高峰のスペックでしょう。


DX1シリーズ

DX1シリーズは、85型の8T-C85DX1と75型の8T-C75DX1と65型の8T-C65DX1があります。8Kチューナーと8K液晶パネルを搭載している点が、DP1シリーズと大きく異る点です。

液晶テレビとして最高峰のスペックですので、その分価格も高くなります。8K放送を受信できる環境でなければ8Kチューナーを使う機会がありません。

インチサイズが大きくなると、画素の粗さが感じられることがあります。85インチ〜75インチ程度になると8Kパネルの価値も発揮されやすくやすくなります。65インチレベルですと、視聴距離によっては4Kの解像度でも気にならない人も多いでしょう。


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AQUOS OLED!シャープが作った有機ELテレビ

シャープのテレビのラインナップに有機ELテレビは2020年5月に追加されました。しかし、その時には「AQUOS(アクオス)」のブランド名は使用されませんでした。液晶に力を入れてきたシャープのこだわりがあったわけです。

しかし、2021年モデルの有機ELテレビから、ついに「AQUOS」の名を冠するようになりました。これはシャープの有機ELテレビにAQUOSの名前がついていなかったことに違和感を感じて、問い合わせがあったためのようです。

テレビを開発している側から液晶と有機EL違いに関するこだわりがあるのは理解できるのですが、一般の消費者には共感できないこだわりだったようですね。要するに高画質なテレビならばどちらでも良いわけです。

シャープの有機ELテレビには、DS1、DQ1、CQ1、DQ2シリーズがあります。CQ1シリーズのみ2020年モデルで、他は2021年モデルです。

DS1シリーズにのみ、独自に設計し、チューニングした高輝度「S-Brightパネル」が搭載されており、有機ELテレビのフラッグシップモデルになっています。


これは本当に高画質です。前述の液晶テレビと比較して、価格的にもお買い得でしょう!

DQ1、DQ2シリーズは、有機EL(OLED)パネルが最高スペックのものではありませんが、十分に高画質の有機ELテレビですので、価格も安くお買い得です。



CQ1シリーズは、2020年モデルなのですが、もっとも小型の48型である点がポイントです。50インチ以上のテレビはかなり大きく、48インチが丁度よいという部屋も多いので、貴重なモデルです。


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XLEDと有機ELを比較!どっちがいい?

まずシャープがXLEDと有機ELとXLED以外の液晶テレビをどのように紹介しているのか見てみましょう。

【XLED】
液晶テレビと有機ELテレビの高機能を両立

【有機EL】
リビングだけでなく、シアター用途にもおすすめ

【XLED以外の液晶テレビ】
明るいリビングやパーソナルにおすすめ

シャープによる自社製品の説明なので、さすがに明らかなダメ出し的な表現はありませんね。

まずポイントとなるのは「シアター用途」。部屋を暗くして映画をよく見るという方には、【XLED以外の液晶テレビ】よりも【XLED】または【有機EL】がおすすめということです。

照明を落として部屋を暗くし、画面がほとんど暗い部分になるような映像を視聴すると、真っ暗の部分に「黒浮き(わずかな光漏れよりグレーに見える現象)」が見えるためです。

【有機EL】には「リビングだけでなく」と記し、【XLED以外の液晶テレビ】には「明るいリビング」と書いているのは微妙な違いですね。これは最大輝度では有機ELよりも液晶の方が優れていることが多いことによります。

シャープとしての結論は、【XLED】ならば「液晶テレビと有機ELテレビの高機能を両立」のでおすすめということです。

これはXLEDは高輝度で、さらにミニLEDバックライトのおかげで従来の液晶テレビよりもコントラストが高く、黒浮きが目立たいこと、量子ドットによりもっとも広色域であることによります。

ただし、書かれていませんが、解像度に比べてミニLEDバックライトの分割数は桁違いに少ないので、完全にハロー効果が無くなるわけではありません。それでも従来の直下型バックライトの分割数よりも桁違いに多いため、気にならないレベルまで改善されています。

以上のことから、明るいリビングで視聴する機会が多いようでしたらXLEDをおすすめします!部屋を暗くして映画鑑賞する機会が多いようでしたら有機ELも良いかもしれません。

明るい部屋で地デジなどの映画以外のコンテンツを視聴する機会が多い場合は、DN1/DN2ラインなどの従来タイプの液晶のハイエンドモデルも案外画質が高いです。価格重視ならばこれらを実際に見てみることをおすすめします。

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