レグザ(REGZA)とハイセンス(Hisense)のテレビは売れていますね!
レグザのテレビは、2023年の日本国内の薄型テレビ市場で、販売台数のトップシェアになりました!
ハイセンスのテレビも、下記で説明しますようにレグザの技術を活用してから格段に画質が向上し、国内の雑誌などのレビューで高評価を得て、着実にシェアを伸ばし、シェア3位に躍進しています。
レグザのテレビと、レグザの技術を活用したハイセンスのテレビには、違いはあるのでしょうか?
簡単に解説すると、レグザとハイセンスのテレビは、かなり似ている部分が増えています。
性能・価格の設定(商品設計)の観点から大まかに言えば、プレミアムで高性能な機種ではレグザが強く、コスパが優れている機種ではハイセンスの方が強いです。ただし、年々、ハイセンスのテレビの性能が向上し、ブランド力も高くなっていることは知っておいた方がよいでしょう。
もともと「レグザ(REGZA)」は東芝のブランドであったため、かつてはすべて「東芝レグザ」として販売されていました。しかし、最近、東芝(TOSHIBA)の名称が外れ、「レグザ(REGZA)」名に統一され始めています。
以下にさらに詳しく解説します!
*2024年10月23日時点で、Amazonで売れているレグザのハイビジョンテレビは32V34、ハイセンスのハイビジョンテレビは32A4Nです!
*2024年10月23日時点で、Amazonで売れているレグザの4Kテレビは43Z570K、ハイセンスの4Kテレビは50E6Kです!
買ってはいけないテレビについてはこちらの記事で紹介しています。
レグザとハイセンスのテレビの違いは?東芝は?
TVS REGZAと東芝の違いは?
TVS REGZA株式会社は、中国の電機メーカーであるハイセンスグループの子会社です。現在、「レグザ(REGZA)」ブランドでテレビを開発・販売しています。
前述のように、もともとレグザは東芝のブランドでしたが、東芝の経営不振により、2018年にレグザを開発する東芝映像ソリューション株式会社がハイセンスグループに買収されました。
その後、しばらくは販売するテレビに「TOSHIBA」のロゴが付されていました。
2021年3月1日、TVS REGZA株式会社へ商号変更し、2022年5月からの一部新製品から「TOSHIBA」のロゴが外れ、「REGZA」ロゴが付けられるようになっています。
それ以来、主に新製品から製品名に「東芝」の名称は付かず、レグザ(REGZA)になりつつあります。
すでに報道されているように、東芝時代からのレグザの開発チームが継続してレグザの開発に従事しており、後ろ盾となるハイセンスグループの大きな資金力と強力な部品等の調達能力を得て、レグザの開発が加速されています。
つまり、会社組織としては上記のような経緯を辿りましたが、販売する製品そのものは最新の技術を投入した魅力的な製品となっています!
レグザとハイセンスの違いは?同じ?どっちがいい?
レグザは、東芝時代に「超解像」と呼ばれたハイビジョン映像を4K解像度にアップコンバートする技術などが優れていて、画質にこだわりのあるファンから強い支持を得ていました。
さらに60Hzのリフレッシュレートの映像を倍速にする、美肌にするなどの様々な画像処理技術にも高い評価を得ていて、「レグザ=高画質」というブランドイメージを築いてきていると言ってよいでしょう。
またタイムマシンと呼ばれる地デジ放送を全チャンネル録画するなどの機能にもファンがいます。このように日常的に使うテレビとして使い勝手よいというイメージもありますね。
前述のように、ハイセンスにはレグザの様々な高画質化技術が活用され、それ以前と比べると格段に画質が向上しました。
テレビには、メーカーごとの「絵作り」の個性がありますので、ハイセンスの「絵作り」は自然とレグザに近くなっているようです。
最近は、テレビの画質に直結する映像エンジンの開発を、レグザとハイセンスの共同で行ったことも報道されています。ますますこれら2つのブランドの映像は似てくると考えられます。
それでは「レグザとハイセンスのテレビはまったく同じなのか?」と言えば、それぞれのブランドの特徴や得意とする市場でのポジションなどの影響で、性能と価格のバランス、いわゆる商品企画的な観点で違いがあると考えてよいでしょう。
テレビという商品は、ブランド力の影響がかなり大きいです。例えば世界シェア第1位のSamsung(サムスン)のテレビは、日本で販売さえしていません。かつては日本のテレビ市場に参入を試みたのですが、うまく行かず、断念した経緯があります。
国によって人気のあるブランドがかなり異なるわけです。このような事情も、ハイセンスがレグザを買収した理由の1つでしょう。
つまり、日本では前述のような歴史があるレグザは人気があり、ソニーとともに高画質なプレミアムブランドとして支持されています。
利益率が高い上位機種が売れるプレミアムブランドは価値が高く、日本国内では当然のことながらレグザはプレミアムブランドに相応しい高画質・高性能テレビとして商品設計することになると考えられます。
無理して利益率の低い(採算が取れないこともある)低価格帯の製品に重点を置く必要はありません。
一方、中国メーカーであるハイセンスは、安さを武器に低価格帯のテレビからシェアを獲得し、成長してきたブランドであるため、日本国内でもそれほど画質・性能が高くない低価格帯のテレビのブランドのイメージが定着していました。
しかし、前述のようにレグザの技術を活用し、画質が断然高くなったことが雑誌等のレビューで評判となり、「高画筆でお買い得なテレビ」としてシェアを獲得してきました。
したがって、レグザに比べると「お買い得」という要素がハイセンスには求められているようで、性能的に近いレグザの機種に比べて少しスペックダウンして安くするような商品設計になっている印象を受けます。
世界市場では、レグザに比べて圧倒的にハイセンスの方が売れています。その実績を基に、より高画質なテレビを製品化し始めており、いよいよプレミアムブランドの仲間入りを目指しているようです!
それでは、レグザとハイセンスのどっちがいいでしょうか?
レグザでもハイセンスでも、ハイエンドモデルから安いモデルまでのラインアップがあり、上位モデルほど高価ですので、異なるグレードの機種間で比較してもあまり意味はありません。
できるだけ高画質&高音響&高機能のテレビが欲しければ、予算が許す範囲で上位機種を選ぶ方がよいでしょう。
上位機種ほどレグザの方が優れているモデルが多く、ハイセンスの方が少しスペックダウンして安いモデルが多いです。
最後は、何を重視するのか?どっちが好きなのか?で決めてよいでしょう!
ハイセンスのテレビが壊れやすいのかについてこちらの記事で紹介しています。
レグザとハイセンスを比較!
有機ELテレビ
2023年6月26日時点で発表されている日本で発売される2023年モデルでは、レグザには有機ELテレビがありますが、ハイセンスにはありません。したがって、有機ELテレビが欲しいならば、レグザとなります。
レグザの有機ELテレビは、ソニー、パナソニックとともに高い評価を得ていますのでおすすめです!
量子ドット搭載ミニLEDテレビ
液晶テレビのフラッグシップモデルと言えば、量子ドット搭載ミニLEDテレビが注目されています!
レグザの最高峰は、Z970Mシリーズです!
最高峰の映像エンジン「レグザエンジンZRα」、新開発Mini LED液晶パネルモジュール、量子ドットを搭載した高画質モデルです!
レグザZ970Mシリーズと比べるべきハイセンスのテレビは、U9Nシリーズです。
やはりハイセンスはコスパが高く、お買い得です。
これらのフラッグシップモデルの1つ下のグレードが、レグザZ870MシリーズとハイセンスのU8Nシリーズです!
1つ下と言っても、量子ドットとミニLEDを搭載していますので、上位機種レベルと言ってもおかしくないレベルです。
またフラッグシップモデルは65インチ以上なので、55インチならばレグザZ870MシリーズとハイセンスのU8Nシリーズが最高峰です!
ネット動画がきれいな32型ハイビジョンテレビ
レグザならば32V34が人気です!2023年6月26日時点でAmazonでもっとも売れているレグザです!
ハイセンスなら32A4Nです!
買ってはいけないテレビについてはこちらの記事で紹介しています。
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