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ヒートアイランド現象の対策で打ち水は効果があるの?

投稿日:2018年11月25日 更新日:

日本の夏は猛暑となります。地球温暖化の影響も否定できませんが、間違いなくヒートアイランド現象の影響は大きいです。日本でもっともヒートアイランド現象の影響が大きな東京中心部でオリンピックのマラソン競技が開催されようとしています。温度を下げるために、これまでも打ち水のイベントが開催されていますが、本当に効果があるのでしょうか?

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ヒートアイランド現象の対策で打ち水は効果があるの?

市街化された都市部でヒートアイランド現象が深刻になる原因の1つは、地表の多くの面積がアスファルトやコンクリートにより舗装され、土や植物が地表を覆っている面積の割合が非常に少ないためです。土がある場所は、降雨などによって水が染み込み、晴れた日にはそこから水が蒸発して気化熱で地表を冷やします。植物が地表を覆っていれば日光による地表面の温度上昇を抑えますし、植物の蒸散作用によって周囲を冷やします。ところがアスファルトやコンクリートで舗装してしまうと、これらの効果がまったく期待できず、日光によって路面の温度が上昇します。真夏の晴天時の日中には路面温度が60℃を超えることも珍しくありません。

直射日光によって温度が上昇したアスファルトやコンクリートに打ち水をすると、その水が蒸発する時に気化熱を奪い、路面温度を下げます。路面温度と水の量にもよりますが、打ち水をした直後は路面温度が10℃程度下がりますので、打ち水による温度を下げる効果はあります。問題なのは、バケツ一杯程度の水をアスファルトやコンクリートの路面に撒いても、真夏の炎天下であれば30分程度するとほぼ乾いてしまい、路面温度も元に戻ってしまうということです。したがって、都心の温度を打ち水だけで下げようとすると、都心の広い面積に打ち水をして、さらにそれが乾いたらまた打ち水をするということを繰り返さないとあまり効果がありません。それだけ広い面積に大量の水を撒き続けるということは現実的には難しいでしょう。

しかし、局所的であれば打ち水による温度を下げる効果はあるでしょう。ヒートアイランド現象が広い面積のアスファルトとコンクリートが直射日光によって温められることによると考えれば、局所的でも多くの人が参加すれば面積も広がり、少なくともヒートアイランド現象の抑制には貢献できるのではないかと考えられます。

ヒートアイランド現象の対策で打ち水の効果を上げる方法

ヒートアイランド現象の対策として打ち水の効果を上げるためにはどうすれば良いでしょうか?アスファルトとコンクリートでは、打ち水をしても30分程度で元の温度に戻ってしまうのは、舗装した路面の保水効果がほとんど無いためです。そのため保水性を持たせたアスファルト(保水性舗装)と散水を組み合わせれば、より高い打ち水の効果が期待できます。またアスファルトとコンクリートだけでなく、土や植物が地表を覆っている場所にも打ち水をすれば、これらの場所には保水性がありますので長時間打ち水の効果が持続するでしょう。

このように保水性が高い面積を増やし、打ち水をすることで効果を上げることができます。

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ヒートアイランド現象の対策で打ち水をする時の注意点

ヒートアイランド現象の対策として打ち水をする時に注意しなければならないのは、打ち水に使用する水にはお風呂の残り水などの下水に流す水を使用することです。水道から出てくる飲料水は、水源からの水を浄化し、長い水道管の中を送られて蛇口から出てきます。水を浄化し、送水することに多大なエネルギーが使用されています。エネルギーが使用されるということは、熱が発生して周囲を温めていることを意味します。そのようにして作られた飲料水を大量に散水して打ち水効果で温度を下げようというのは少々矛盾があり、省エネとしても好ましくないでしょう。さらに重要なのは貴重な水資源を使うということです。世界的に見れば、生きていくための安全な飲料水さえ十分に手に入れることも困難な状況に置かれている人々がたくさんいらっしゃいます。日本は比較的水資源に恵まれた国ですが、打ち水として大量の飲料水を浪費することは国際的にはあまり印象が良くないでしょう。また水資源に恵まれた日本でも、夏場は水源周辺の降雨量によっては渇水が問題になることが珍しくありません。やはり飲料水を打ち水に使ってしまうのは望ましくなく、使用済みの水を使うようにしましょう。

まとめ

ヒートアイランド現象の対策としての打ち水の効果について紹介しました。都市全体を打ち水で冷やすほど、広範囲に大量の水を撒くことは現実的ではありません。したがって、打ち水だけでヒートアイランド現象を解決するのは無理ですが、局所的には温度を下げる効果は期待できます。多くの人が参加して打ち水をすれば、その分の効果はあるでしょう。また打ち水を行うことで、ヒートアイランド現象という問題の啓蒙に役立つと考えられます。それによって、少しでも多くの人がヒートアイランド現象のことを真剣に考え、冷房の設定温度を上げたり、建物の遮熱性・断熱性の向上、緑地の増加、省エネルギーに努力するようになれば大きな力になるかもしれません。

ヒートアイランド現象についてのまとめはこちらの記事「ヒートアイランド現象のまとめ」をご覧ください。

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