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株式投資

株式投資のリターンはどれくらい?リスクを理解しよう!

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日経マネーなどのマネー誌を見ると、1億円以上の資産を築いたいわゆる「億り人」の個人投資家が多数登場します。自分も株式投資で成功して「億り人」の仲間入りをしたいとお考えの方々も少なくないでしょう。現実的には株式投資でどの程度のリターン(投資収益率)が狙えるのでしょうか?

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株式投資のリターンはどれくらい?リスクを理解しよう!

少し大きな書店の株式投資本のコーナーに行くと、多数の株式投資の本があります。良書もあれば良書とは言えない本もあります。特に短期間で株に投じた資金が何倍にもなるかのように紹介されている本は危険です。実際、株価が1年以内に2倍以上になることはありますし、数年で株価10倍以上になるものもあります。インターネットなどで株価が急騰した銘柄の株価チャートを見れば確認できるでしょう。しかし、過去を振り返ってこの株は短期間で○○倍になったということは容易なのですが、そのような株を上昇する直前に買って、株価のピークでタイミングよく売るなどということはほぼ不可能です。株は売ってしまえば現金化されますので、その資金をさらに運用しようとするならば、将来、株価の上昇が期待できる銘柄に資金をタイミングよく投じなければなりません。常に買ってすぐに株価が急上昇して何倍にもなり、ピークで売って、またタイミング良く買って・・・などということはほぼ不可能と考えた方が良いでしょう。

運用資産全体を高い利回りで増やそうとして、高いリターンが期待される銘柄に集中投資することを推奨する人もいるでしょう。さらに高いリターンを求めて信用取引(借金をして株を買うこと)に手を出す人もいます。一般に短期の値動きが大きい銘柄は、急上昇することもあれば急降下することもあります。万が一、予想と反対方向、つまり株価短期間で大きく下げた場合は、大きな損失となり、最悪の場合は株式投資が継続できなくなるでしょう。無理に高いリターン(投資収益率)を狙うとリスクが非常に高くなることを理解しましょう。

株式投資のリターンと複利の関係

株式投資でどれくらいのリターンを狙うのが良いのかを考える前に、株式投資のリターンと複利の関係について見てみましょう。次項で述べますが、株式投資とは、本来、事業を行う企業に投資し、株の持ち分に応じてリターンを得るものです。通常は資本の何倍もの利益を短期間に挙げられるわけではありませんので、中長期で継続的にリターンを受け取り、投資を回収するものです。したがって、投資したお金を複利で運用し続けた場合に、10年後にどうなるかを見てみましょう。ここでは100万円を投資したとします。(*1万円未満を四捨五入)

リターン   10年後の金額
0%  100万円
1%  110万円
2%  122万円
3%  134万円
4%  148万円
5%  163万円
6%  179万円
7%  197万円
8%  216万円
9%  237万円
10%  259万円
15%  404万円
20%  619万円  

全く運用しなければリターン0%で10年後にも当初と変わらず100万円ですが、例え1%でも運用すればお金が増えていきます。当たり前のことですが、この事実は大きいでしょう。しかし、1-2%では複利と単利であまり大きな差が感じられません(*もちろん運用期間を10年ではなく、もっと長くとれば差が大きくなります)。これが3%以上になると、1%でも高いリターンを得ることで非常に大きな差になってきます。つまり、リターンにこだわることはそれだけ意味があります。

注目は7%以上です。7%でも10年後には約2倍に資産が成長します。10%で約2.6倍、15%で約4倍、20%で約6.2倍になります。これはかなり魅力的なリターンでしょう。最近は社会人になったら株式投資を始める人が多いですし、学生の頃から始めている人もいます。仮に少々遅めで30歳から始め、60歳まで株式投資を行ったとすると、投資期間が30年ということになります。その間、7%で運用できたら2×2×2=8倍になります。10%で約18倍、15%で約64倍、20%でなんと約238倍になります。

前述の金額はわかりやすいように100万円で計算しましたが、積立などを行って追加投資してもよいわけですし、人によってはもっと多くのお金を用意できる人もいるでしょう。計算が複雑になるので、もっとも自然な追加投資の場合は割愛しますが、1000万円ならば7%運用で30年後に8000万円、10%で1億8000万円、15%で6億4000万円、20%で23億8000万円です。株式投資に関しては、必ずしも60歳で止める必要はありませんし、30年もの期間をこのような運用ができるならば、60歳以降も運用してさらに資産を増やせるでしょう。そう考えれば、頑張って種銭を作り、7%の運用ができたらほとんどの人にとっては大成功と言えるレベルで、10%以上の運用ができれば富豪の仲間入りです。

以上の計算はエクセルを使えば簡単にできます。自分の投資に充てられる資金に対して計算してみましょう。エクセルならば追加投資(例えば毎年100万円ずつ投資するなど)についても簡単に計算できます。目標とする金額に対し、狙うべきリターンの水準をシミュレーションしてみましょう。


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株式投資のリターンはどれくらいを狙う?

ここまでの説明から、複利で運用し、中長期で資産を成長させることが重要であることはご理解いただけたと思います。実際の企業活動において、投資に対してどの程度のリターンが得られるのかは、ROE(株主資本利益率)が指標となります。日本の企業はROE10%以下の企業が多く、欧米企業に比べて見劣りすると指摘されてきました。そのためROEを向上させる努力をする企業が増えています。ROE 10%ということは、資本に対して10%のリターンを創出するということですので、そのような企業に投資して中長期で10%を大きく超えるリターンを得ようとするのは無理があります。また企業が売上・利益を伸ばし、一株当たりの利益・資産を増やして行かなければ、中長期で株価の上昇を見込みにくいです。

企業が毎年の利益をどのように扱うかによって、その企業の経営方針が分かります。配当を手厚くするということは、内部留保して再投資するよりも株主にお金を返すことを選択していることになりますので、株主はそのお金を再投資しなければ複利効果で資産を増やすことができません。反対に内部留保に回すということは、そのお金を企業が再投資し、増えた株主資本に対し同レベルのROEを上げなければなりません。つまり利益を効率よく増やすということです。実際は、配当と内部留保をある程度バランス取って決めている企業が多いようです。

世界最高の投資家とも言われる米国のウォーレン・バフェットの株式投資の成績はどのようなものでしょうか?比較的確認しやすいバフェットの経営する投資会社バークシャー・ハサウェイの経営成績から見ると、1965〜2014年の間で年間約20%弱で複利で運用しています。これはとてつもない優れた成績です。ここで理解していただきたいのは、世界一の投資家でさえ、短期間で株価が2倍以上になるようなリターンを狙っているわけではなく、年間で20%のリターンを達成し、それで世界一と呼ばれるようになるということです。つまり、一般の個人投資家がそれ以上のリターンを狙うことは無理がありすぎますし、リスクが大き過ぎます。

実際に日本の個人投資家はどのようなリターンを達成しているのでしょうか?正確な統計的データはおそらくありませんので、例えば日経マネーなどの個人投資家アンケートが参考になるかもしれません。日経マネーのアンケートに答えているだけで、個人投資家の中では意識が高い層と思われます。最近は毎年新年になってから、前の年に株式投資で勝て方それとも負けたのかについてのアンケートが行われています。つまりリターンとしては0%を超えたか、それとも0%以下であったかと言うことです。「不明(自分の株式投資の資産状況を正確に把握できていない)」「未回答」なども無視できない程度あり、正確なことはわからないですが、過半数は負けている(リターンが0%以下)ようです。もちろん、この比率は年によって異なり、上昇相場では勝てた人の比率が高くなります。

つまり、毎年コンスタントに投資収益をプラス(0%より上)をまず目指しましょう。あのウォーレン・バフェットでも、株式市場の状況が厳しかった時は、投資収益がマイナスになったことがあります。つまり、毎年プラスにすることもそれほど簡単なことではありません。リーマンショックの時のようなことも起こり得ますので、マイナスになる時もできる限りマイナス幅を小さくすることが次の反発につなげるためにも重要です。

このような議論では、個人投資家のスキルの差、株式市場の状況などもありますので、明確な目標リターンを掲げにくいです。しかし、あまりに低いリターンでは、そもそもリスクのある株式投資をする意味が無くなってきますので、少なくとも5%以上は狙いたいです。上昇相場などのチャンスの時には大きく狙うとして、長期の平均としては7-10%を狙えれば大成功でしょう。ここで言うリターンは株式投資の資産全体に対するものであり、特定の株に対するリターンとしてはもっと高いパフォーマンスを狙える場合があります。

まとめ

株式投資のリターンはどれぐらいが現実的に狙える目標であるのかについて解説しました。その目標値は、個人投資家のスキルと株式市場の状況によっても変わりますので、自分の投資成績を確認しながら現実的な目標を設定しましょう。なおこの記事は株式投資の勧誘を目的としたものではありません。株式投資にはリスクがありますので、自己責任でお願いします。

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