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4Kテレビは有機ELと液晶のどっちが良い?画質とインターネット

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4Kテレビが売れています。日本では販売されている大型テレビの内、過半数は4Kテレビになっており、フルハイビジョンよりも出荷台数は多くなっています。家電量販店のテレビ売り場に行けば、大型の高画質な有機ELテレビや液晶テレビが並んでいます。どちらを選べばよいのでしょうか?以下に紹介します。

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4Kテレビは有機ELと液晶のどっちが良い?

4Kテレビは、有機ELと液晶のどちらを選べばよいのでしょうか?すでに購入された方も読んでいらっしゃるかもしれませんので、最初に結論を記しますと、「好きな方を選べば良い」ということになります。いずれもある一定の水準の性能に達していますので、製品として販売され、普及が始まっています。つまり、どちらを選んだからと言って、致命的な失敗ということはありえません。しかし、それぞれ特徴のあるテレビですので、せっかくならばその特徴を理解して、自分の好みに合う方を選びたいという趣旨で、以下にそれぞれの特徴を解説します。どちらかをディスるつもりではありません。

テレビは、基本的に放送波を受信して表示するものですので、基本的には両方とも同じ映像を表示します。したがって、まずチェックすべきはその画質です。せっかくならば美しく見える方を視聴したいですね。

また最近のテレビの上位機種は、インターネットに接続して表示する機能が装備されているものがほとんどです。放送波だけではなく、インターネットによる通信でのコンテンツを表示できます。これはパソコンやスマホでインターネットを使うのと同じで、機器のCPUやメモリなどのスペックで利用する時の快適さに差が出ます。

以下、画質とインターネット機能の2つの観点で4Kの有機ELテレビと液晶テレビを見てみましょう。

4Kテレビで有機ELと液晶の画質は違うの?

テレビの映像がリアルで美しく見えるための画質の要素としては、以下の特性が重要です。

1.解像度

実物を見た時に画素が見えることはありません。画素が気にならないレベルのきめ細かな解像度が必要です。4Kテレビは、解像度3840×2160のテレビです。フルハイビジョンの解像度1920×1080の4倍に相当します。4Kテレビであれば、解像度は3840×2160ですので、有機ELテレビも液晶テレビも同じです。

しかし、現在は、フルハイビジョンの地デジを4Kテレビで見ることが多く、映像信号を4Kの解像度にアップコンバート(アップスケーリング)する必要があります。このアップコンバードの機能が、メーカーによる差および機種による差があります。もともとの映像信号に記録されている解像度よりも高めるわけですので、ある意味CGのようにコンピューターで絵を作り出すようなものです。通常のテレビで毎秒60コマ、後述する倍速駆動で毎秒120コマの画像を表示しますので、それらをすべて高速で演算処理します。その演算方法や処理速度によって表示される画像に差が出るわけです。

家電量販店のテレビ売り場で、必ず地デジの映像を表示してもらい、アップコンバートの能力を見比べてもらいましょう。高い評価を得ているのが、東芝REGZA(レグザ)に搭載されてる「超解像技術」と名付けられたアップコンバートです。映像の緻密さやノイズに実力差が出やすいです。

2.フレームレート

前述のように通常の地デジの画像を液晶テレビで映すと、毎秒60コマ(60Hz)の画像を表示します。つまり、コマ送りの漫画のように、静止画を連続的に表示していくことで動画に見せているわけです。倍速駆動のテレビでは毎秒120コマ(120Hz)で表示しています。最近は4Kビデオカメラが毎秒30コマ(30Hz)で撮影していますので、撮影しているところでモニター画面を見てみると分かりますが、コマ数が毎秒30コマでは動画がカクカクしたコマ送りのように見えます。毎秒60コマならばかなり良くなりますが、スポーツなどの動きの速い映像では残像感が残ります。スタジアムなどで観客席をパーンしていく時なども、画面がざらついたような印象を受けます。リアルで美しい映像を表示するためには毎秒120コマ(120Hz)レベルの倍速駆動が必要でしょう。倍速駆動であれば、有機ELと液晶もほぼ同じです。

3.コントラスト

普段、身の回りで目にするもっとも暗い部分の明るさともっとも明るい部分の明るさは、非常に差が大きいです。例えば太陽の明るさと、物体の影になっていて周囲からまったく光が当たらないような洞窟の入り口が、一緒に視野に入った場合は、ものすごく明るい部分と暗い部分が同時に目に入ってくるわけです。テレビは、[表示可能なもっとも明るい輝度]/[表示可能なもっとも暗い輝度]の差をコントラストと呼びます。テレビの表示では、身の回りの視野に入ってくる映像よりは、表示できるコントラストが小さくなります。そのためコントラストを大きくできるほど、よりリアルな画像に近づけることができます。

有機ELと液晶でもっとも違いが出るのがこのコントラストです。有機ELは真っ黒を表示するのが得意で、コントラストの分母を小さくできるので高いコントラストが実現できます。しかし、輝度を高くすると寿命が短くなりますので、分子の最大輝度は液晶よりも小さく抑えられています。液晶は、原理的に黒を表示してもわずかに光り、コントラストの分母が少し大きくなります。そのためコントラストの値は有機ELに劣ります。しかし、劣化の心配がほぼ無いため、最大輝度を高くできます。

このそれぞれの特性がどうなるのかというと、暗い部屋で黒表示の領域が大きい映像を見た時に、有機ELの方が断然きれいに見えます。最近は液晶ディスプレイでもローカルディミングなどの用いて、暗い領域のバックライトを消灯することにより、コントラストを高めた製品もありますので、かなり画質は向上していますが、有機ELはさらにその上のレベルです。

ところが普段テレビを見る環境はどのようなものでしょうか?天井に照明のある部屋などで、地デジ放送などをみることがほとんどではないでしょうか?天井の照明が点灯していると、有機ELでも画面の表面で外光が反射し、黒表示も真っ黒にならず、実質的なコントラストは低下します。さらに真っ黒の領域が多い画面は、映画など以外ではあまりなく、どちらか大雨と画面内に太陽の光が反射して眩しいような映像の方が多いかもしれません。そのような条件下では、有機ELと液晶の差は縮まります。

実際の製品としては、HDR(High-dynamic-range rendering)機能のあるものが、高コントラスト表示が可能です。

4.色域(表示できる色数)

色域とは、厳密には色度図を用いて説明すべきですが、大まかには表示できる色数と考えて良いでしょう。実物と同じようなリアルな映像を表示するためには、実物と同じ色で表示する必要があります。実はこれが難題で、現在の技術では表示できる色域(色数)が限られています。地デジではまず映像信号の段階で、実物よりも記録できる色域が狭く、またそれを表示するテレビでも実物よりは表示できる色域が狭いという2つの問題があります。そのため、同じ映像でも表示するテレビによって色味が異なるという現象が起こります。将来は映像信号もテレビも実物と同じ色が表示できるようになると期待されますが、しばらくは無理です。

このような状況はある意味メーカーの腕の見せどころでもあり、個性が出るところでもあります。実際に家電量販店で見て、好みの色合いで表示される機種を選びましょう。同一メーカー内でも有機ELと液晶で多少色味が異なりますが、それよりもメーカーによる差の方が大きいようです。映像信号をどのように処理するかが、メーカーごとの考え方によることが原因です。ただ、テレビの設定で、派手目の色や抑えめの色などの調整ができることがほとんどですので、それらもチェックしてみましょう。

以上を考えると、4Kテレビを買うのであれば、アップコンバートと倍速駆動、HDRがついているものがおすすめです。液晶テレビは、これらの機能が付いているものと、ほとんどすべて付いていない安いものの2極化しているようです。有機ELは、ほぼハイエンドの製品と位置づけられていますので、ほぼすべてが付いています。色は好みのものが良いでしょう。


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4Kテレビは有機ELと液晶でインターネット機能は違うの?

前述のアップコンバートと倍速駆動、HDRがついている4Kテレビであれば、ほとんどの場合は処理応力の高い素子を搭載しており、YouTube、Netflixなどのインターネット経由の動画配信サービスが楽しめます。インターネット機能が搭載され始めた頃は、かなり処理速度が遅い機種もありましたが、現在はほとんど問題無いようです。特に有機ELは、ハイエンドの位置づけなので、インターネット機能も問題ないでしょう。

ただし、これらを存分に楽しむためには、光ファイバーなどのブロードバンド回線を引き込み、LANケーブルあるいはWiFiでテレビと接続する必要があります。

アップコンバートと倍速駆動、HDRがついていないような低価格帯の機種に関しては、インターネット機能の実力派は未確認です。ご注意ください。

まとめ

4Kテレビは有機ELと液晶のどっちが良いかという点については、冒頭で述べましたように「好きな方を選べば良い」ということになります。価格は有機ELテレビの方が高いこと、有機ELは画面の焼付きや寿命の問題が言われていることは念頭に置いておきましょう。かつてのブラウン管も使用し続けると画面が焼き付いたり、色が悪くなりました。そのため10年前後で買い換えることが多かったようです。液晶テレビは、焼付きや色が悪くなるということはないようですが、デジタル製品の特徴として「突然死」することがあります。またかつては地デジに移行ということもありましたので、私が使っていたものは10年は持たず、7年ぐらいで買い替えました。そう考えると有機ELの焼付きや寿命の問題も許容できる範囲なのかもしれません。

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