NVIDIAが時価総額ランキングで急上昇!半導体で稼ぐ企業は?

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最近の日本経済新聞や経済誌では、米国のNVIDIA(エヌビディア)という企業が話題になることが多くなりました。パソコンのゲームをよくやる方ならば、GeForceを販売するGPUのトップメーカーとしてよくご存知かもしれません。

NVIDIAは半導体の業界で時価総額ランキングが上位に急上昇しており、技術面と経済・産業面でも注目の企業です。NVIDIAを中心に世界で稼ぐ半導体関連企業について紹介します。

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NVIDIAが世界時価総額ランキング上位に急進!

NVIDIAは、2020年8月末時点で世界時価総額ランキング第18位にランクインしています。最近急上昇しています。

NVIDIAは前述のようにパソコンなどに搭載するGPU(Graphics Processing Unit)のトップメーカーで、半導体の業界の企業です。世界時価総額ランキングの上位には、半導体業からはいくつかランクインしています。それらは以下です。

第14位 TSMC(台湾)
第18位 NVIDIA(米国)
第20位 Samsung Electronics(韓国)
第35位 Intel(米国)

半導体産業は、半導体素子だけでなく、材料、装置、製造メーカーなどを含み、非常に産業規模の大きな業界です。その全体増を把握することは大変ですが、強い立場にいて稼いでいる企業という点では時価総額ランキングを見ることで簡単に知ることができます。

前述の半導体業界のランキングトップであるTSMCは、「ファウンドリー」と呼ばれる業態で、AMDやAppleなどから委託を受けてCPUなどの半導体素子を製造するメーカーです。世界トップの微細化した半導体素子を生産する技術を保有しており、最高性能のCPUを作るならばTSMCに委託しなければ生産が難しいような状況となっています。

最近は米国政府の要請を受けて、中国のHuaweiからのスマホ用CPUの委託生産を断り、Huaweiのスマホ事業が苦境となったことが大きく取り上げられました。またIntelが微細化したCPUの開発に遅延し、ライバルのAMDがTSMCに委託して微細化したCPUの製品化に成功したことでも有名になりました。

NVIDIAは、GPUの開発・販売で成長しましたが、その技術をAI(人工知能)に応用することで高い評価を得て、さらなる成長が続いています。さらにソフトバンクグループから英国ARMの買収をすることで合意したことでも注目を集めています。

Samsung Electronicsは、半導体専業ではなく、ディスプレイ、スマホなど複数の事業を持っています。半導体としてはメモリ事業が大きく、スマホ用CPUも設計・生産しています。

Intelは、パソコン用CPUで長年トップを維持してきた企業です。その他にサーバー用CPUの事業も進めています。

つまり、いろいろとある半導体関連事業の中でも、これらの製品について世界的に強い立場を構築できれば、世界時価総額ランキングの上位ランクインできるほどの企業となることができるということです。

NVIDIAはゲーム用GPUからAIへ

NVIDIAは、1993年に設立され、1991年にナスダックへ上場しています。ゲーム用GPUで大きく成長してきました。GPUについては、こちらの記事「GPUとは?CPUとの違いは?NVIDIA GeForceのシェアが大きい?」で紹介していますのでご覧ください。

このGPUがAIの深層学習に使えると2015年頃から強調し始め、多くのAI研究者から高く評価されるようになりました。NV IDIAが2020年5月に発表したデータセンター向けGPU「A100」は、AI計算における半導体の性能評価において専門のコンソーシアムから最高性能との評価を得ています。

ゲーム用GPUの売上も伸びているのですが、2020年5〜7月期は、データセンター向けの売上高がこれを超えています。

このようにAIの研究開発に欠かせない半導体メーカーとなったことで、自動運転開発で自動車メーカーとも相次ぎ提携しています。現在、半導体業界の中心にいる企業の内の1つと言って良いでしょう。


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NVIDIAによるARMの買収

先日、ソフトバンクグループが、子会社の英国ARM(アーム)をNVIDIAに最大400億ドル(約4兆2000億円)で売却すると発表されました。ARMはスマホのCPU設計で約9割のシェアを握る強い企業です。パソコンのCPUであれだけ強い立場を構築したIntelでさえ、スマホのCPUの設計ではARMに太刀打ちできませんでした。スマホがこれだけ世界に普及した現在、スマホの半導体で独占的な立場を構築することがどれだけ半導体業界で重要なことであるのかは言うまでもないでしょう。

またAppleは、iPhoneやiPadなどのCPUについてはARMと共同で設計し、TSMCに委託生産しています。さらにMacのCPUもインテルからの調達を止め、将来的には同様にARMと共同で設計し、TSMCに委託することになります。

そのARMを巨額の資金を払ってNVIDIAが手に入れようとしているわけですので、世界中の注目を集めています。今後の展開に注目ですね。

まとめ

NVIDIAを中心に、時価総額ランキング上位にランクインしている半導体業界の企業について紹介しました。半導体業界が世界を動かす大きな力を持っていることはよくわかりますね。

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