インテル入っていないパソコンが増えてる!Core i対Ryzen!

ノートパソコン 半導体

パソコン(PC)には、CPU(中央演算処理装置)というプロセッサーが搭載されています。高速で計算を行うパソコンの頭脳です。このCPUは、長年、米国のインテルが圧倒的なシェアを維持していました。

そしてインテルのCPUが搭載されているパソコンには「Intel inside」というステッカーが貼られていたため、「インテル入っている」という言葉が定着しています(*「Intel」のみのステッカーもあります)。ところが最近は、インテルのCPUを搭載していないパソコンが増えていて、ちょっとした事件になっています。

インテルのCPUが搭載されていないパソコンには、ライバルメーカーである米国のAMDのCPUが搭載されています。何が起こっているのでしょうか?

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インテル入っていないパソコンが増えてる!

パソコンのCPUのシェアを伸ばしているのは、AMDのCPU「Ryzen」シリーズです。現時点でも圧倒的にインテルのCPU「Core i」シリーズのシェアが高いことは間違いありませんが、かつてはほぼ市場を独占していました。

日本のパソコン市場において、2018年6月にはAMDのRyzenを搭載したパソコンのシェアはわずか3%だったのですが、2019年6月には14.7%まで拡大し、その後も増加傾向が続いています。

ハイテクの世界は変化が激しく、圧倒的な優位を維持している間は良いのですが、「蟻の一穴」のようなわずかな隙があると、短期間で競合メーカーが勢力を拡大してしまう可能性があります。このAMDのRyzenの躍進も、そのような事例になる可能性があり(すでになっている?)、「王者インテル」を追い詰めるきっかけになるのではないかと多くの人が高い関心を持って注視しています。

インテル入っていないパソコンが増加!「Core i対Ryzen」

インテルの「Core i」シリーズは、現時点でもトップシェアのCPUで多くのパソコンメーカーからも引き合いがあります。なぜAMDのRyzenが短期間にこれほど躍進したのでしょうか?

主な原因は2つあります。1つは、AMDが高性能のCPU「Ryzen」シリーズの製品化に成功したことです。確かに「Ryzen」シリーズは、インテルの「Core i」シリーズに比べて安価で、コスパが優れています。それは裏を返せば、インテルの「Core i」シリーズの方が知名度と定評があり、高く売れるということでもあります。

パソコンのような高額な商品の場合、その心臓部であるCPUは重要であるため、コスパが良いだけでは簡単にはシェアが増やせません。「Ryzen」シリーズのシェア拡大に寄与したもう1つの原因は、インテルの「Core i」シリーズの供給不足です。

CPUの研究開発は過酷で、毎年製品を改良し、性能を向上させていかなければなりません。そこのは「ムーアの法則」で有名な半導体回路の微細化とアーキテクチャーの開発などが必要とされます。インテルは長年研究開発を進め、それを達成してきたのですが、2018年頃に市場に投入した最新のプロセスでの製品の量産が難航したようで、それが2019年まで続く「Core i」シリーズの供給不足につながったようです。

パソコンメーカーは、「Core i」シリーズを購入したくても数量が確保できなかったため、「Ryzen」シリーズを搭載しました。その結果、新しいCPUである「Ryzen」シリーズを採用するというハードルは超えられ、実際に使ってみると性能もよく、コスパにも優れていることがわかり、急激にシェアが拡大しました。


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「Core i対Ryzen」はどっちが勝つ?

Core iシリーズは、Core i7、Core i5、Core i3などがあり、番号が大きいほど高性能です。Ryzenシリーズも同様にRyzen 7、Ryzen 5、Ryzen 3などの名称になっていて、同じ番号同士がライバル関係にあります。

CPUの性能評価結果などを掲載しているサイトを見ると、わずかにCore iシリーズの方が性能的に上である結果となっていることが多いようです。しかし、実際にパソコンとして使用した時の、そのわずかな性能差が実感できるかというと、何のソフトウェアを使用するか、GPUやSSDなどの構成にもよりますのでCPU単体の評価よりも複雑のようです。

Ryzenシリーズの魅力は、何と言っても安いことです。これによりその他のスペックがほぼ同じパソコンを比較すると、Ryzenシリーズを搭載したパソコンの方が1万円以上安いことが多いです。

これだけユーザーに受け入れられていますので、今後もRyzenのシェアは増えそうです。CPUの性能向上については、技術的に厳しい状況になりつつありますので、体力でも勝るインテルとしては値下げして消耗戦に持ち込むのではないかという観測もあります。

このように独占状態が崩されると、トップシェアのメーカーと言えども大変な状況となります。まさに「蟻の一穴」ですね。

まとめ

AMDのCPU「Ryzen」シリーズ躍進により、「インテル入っていない」パソコンが増えてる件について紹介しました。一般消費者としては、高性能のパソコンが安く買えれば嬉しいですね。

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