新型コロナウイルスの企業業績への影響は?日本企業編

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新型コロナウイルスは、2019年11月に発生が確認され、その後、中国でアウトブレイクし、世界へ広がって行きました。日本では当初は感染の拡大を比較的抑え込んでいるとの観測がありましたが、3月下旬に急激に感染者するが増え始めています。感染拡大を防ぐため、国を挙げて様々な対策を講じましたが、現段階ではまだ終息する気配は見通しは立っていません。多くの企業業績への影響が懸念されます。以下に紹介します。

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新型コロナウイルスの企業業績への影響は?

新型コロナウイルスの企業業績への影響により、すでに破綻した企業が出ています。しかし、多くの上場企業への影響はまだ正確には公表されて無く、今後行われる決算発表を待たないといけないでしょう。業種によっては1月頃から深刻な影響が出ていますので、早ければ2月末決算の企業の決算発表あたりから具体的な業績への影響が数値として明らかになってくると予想されます。

日本では3月末決算の企業が多いので、それらの決算発表が公表されるようになる頃に多くの企業の業績への影響が明らかになるでしょう。それは1年(=12ヶ月)の内の1〜3月の影響にすぎませんが、それでも業種によっては極めて大きな盈虚である可能性があります。さらに一般的には次年度(2021年度)の業績予想を示す企業が多いのですが、今回には新型コロナウイルスの終息時期が見通せないと、業績予想を示すことさえ無理な可能性があります。

現時点(2020年3月下旬時点)で想定される企業業績への影響について以下に記します。前述のように詳細な数値については公式な決算発表を待たないといけませんので、報道されているいろいろなニュースからの定性的な予想です。

新型コロナウイルスによる企業業績への悪影響

新型コロナウイルスにより企業業績へ悪影響が生じていると考えられる事例について以下に列挙します。

1.航空業界

中国で新型コロナウイルスのアウトブレイクが発生した頃から、中国便の減便などが行われ、その後、多くの国が入国制限などの措置を取りましたので、国際便の乗客は著しく減少しました。業界的には発着枠を確保するために、乗客をほとんど乗せずに運行している便もあり、赤字が拡大しているのは間違いないでしょう。

2.ホテル業界

中国からの観光客が極端に少なくなりましたので、これまで利用されていたホテル・旅館でもキャンセルが相次ぎました。また結婚式や様々な宴会などのキャンセルも増え、赤字の拡大は間違いないでしょう。

3.観光業界

航空業界とホテル業界以外の観光客を主な客とした様々な商業施設でも、売上が激減し、赤字となっているようです。

4.飲食業界

換気が良くない室内で、複数人で食事をしたりすると感染するリスクが高いと報道されたため、飲食業界の売上も激減しています。

5.鉄道・バス業界

感染拡大を抑制するために、不要不急の外出をしないように呼びかけていますので、鉄道やバスの乗客も激減しています。特に経営規模が小さな貸切バスや長距離バスの企業は、かなり苦しい経営状況であることが報道されています。

6.スポーツ・音楽業界

プロ野球などはこれから影響が本格化する可能性がありますが、すでに無観客試合や試合・イベントの中止が行われています。コンサートなどについても中止が相次ぎ、大きな影響が出ています。

7.自動車業界

外出自粛が要請され、この問題がいつまで続くのか見通せない状況ですので、自動車を購入しようという人でも購入を先延ばしする傾向があります。そのため自動車販売は落ち込み、自動車メーカーの工場が生産を停止する動きが広がっています。

日本政府は、休業補償などを検討していますが、体力の小さい小規模な事業者の中にはすでに破綻する企業が出ていますので、どこまで影響が広がるのかわかりません。

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新型コロナウイルスによる特需がある企業

新型コロナウイルスの感染拡大による悪影響が広がっています。そのような状況下、この問題の解決のために必要とされるものを製造する企業などに特需が発生している場合があります。日本経済全体が沈むことを防ぐためにも、少しでも業績にプラスの影響が出る企業が存在して欲しいです。

1.マスク業界

マスクの需要が急増し、その多くを中国から輸入していた日本では、極端な供給不足となっています。既存のマスク事業者は増産をしていますが、それでも十分でなく、シャープのように政府の要請を受けて新たにマスク製造に参入する企業もあります。社会が必要としていますので、マスクの供給を増やして欲しいです。

2.消毒用アルコール・医療用防護服等業界

消毒用アルコールも足りませんし、医療用の防護服なども足りません。これらも必死の増産をしています。

3.人工呼吸器業界

イタリアでは、重篤な患者の急増で人工呼吸器が不足するという深刻な状態となっています。日本でもオーバーシュートした場合は人工呼吸器が不足する懸念があるため、政府が人工呼吸器の増産を関連企業に要請するようです。

4.通信業界

テレワークなどが推奨され、さらに外出を抑制し、自宅にこもる人が増えているため、インターネットの利用が増大しています。

5.検査・ワクチン・治療薬業界

検査についてはPCR検査が注目され、その関連企業に協力が要請されましたが、より簡便な検査方法も順次検査キットの開発が報告されています。どの企業の売上が増えるのか現状ではわかりませんが、最終的にはもっとも簡便なものが大量に利用される可能性が高そうです。

ワクチンや治療薬の開発は時間がかかります。しかし、感染拡大防止の切り札になる可能性がありますので、開発が進められるでしょう。並行して既存の医薬品の効果を検証する取り組みも進められます。その中に十分な効果が確認できたものがあれば、その企業の売上が急増する可能性が高いです。

まとめ

新型コロナウイルスの影響は、現代の人類が経験したことがないような大変な事態になる可能性があります。人類の英知と努力によってこの問題を終息させなければなりません。

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