トヨタとNTTが資本・業務提携!スマートシティを共同開発!

テクノロジー

トヨタ自動車とNTTがスマートシティの共同開発で資本・業務提携をするとのビッグニュースが報道されました。相互に約2,000億円出資するとのことです。日本を代表する2大企業の提携に、GAFAに対抗する共同開発成果を期待してしまいますね。以下に紹介します。

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トヨタとNTTが資本提携&共同開発

トヨタ自動車とNTTが4月に約2,000億円を相互出資し、NTTの発行済み株式数の2%、トヨタの発行済み株式数の0.9%をそれぞれ取得する予定です。出資するだけでなく、スマートシティの開発に資金を投資するわけですので、巨額の資金を投じるビッグプロジェクトであることは間違いありません。

このスマートシティとは、2020年1月に米国ラスベガスで開催されたCES2020で、豊田章男社長が発表した「Woven City」のことです。これは2020年末に閉鎖予定のトヨタ自動車東日本株式会社 東富士工場(静岡県裾野市)の跡地を利用して、開発されるスマートシティで、2021年初頭に着工する予定です。将来的に175エーカー(約70.8万m2)の広さになるとのことです。

つまり、トヨタ自動車の「スマートシティ」を開発するプロジェクトにNTTが参加したということになります。トヨタ自動車は、KDDIの大株主であり、ソフトバンクグループとも共同出資会社のモネ・テクノロジーズを作っています。将来の社会インフラとしても自動車は重要で、日本トップであり世界でもトップ級の企業であるトヨタ自動車とは、通信業界としても手を組みたいわけで、いわゆる全方位外交のようにも見えます。トヨタ自動車としては、同じ通信と言っても、異なるレイヤーでそれぞれのパートナーと組んでいるようです。

参画する企業は、主にGAFAに対抗していくことを意識しているようですが、GAFAの研究開発費・資金力は巨大でトヨタ自動車やNTT規模の企業でも、1社で対抗するのは無理があり、手を組んでいく必要があるようです。そのような意味でも、「Woven City」のようなプロジェクトが始まることは明るいニュースと言えるでしょう。

トヨタとNTTはスマートシティーで何をする?

それにしてもトヨタ自動車は、言うまでもなく世界を代表する自動車メーカーであり、NTTは日本最大の通信会社です。そんな企業が取り組む「街作り」とはどのようなものなのでしょうか?正直なところ、イメージし難いですし、それによってどのようなビジネスを創出し、売上・利益を上げるのかということまで考えると詳細がまだ公開されていませんし、わかりません。事業性という点では、両社の社員でも正確に計画できている人はいないのかもしれません。

それだけ未来を先取りしたもので、少しでも早く取り組むことで将来のスマートシティにプラットフォームを手に入れようというものです。一昔前であれば、このような取り組みは国のプロジェクトで進められ、そこに民間企業が参加することが多かったような印象を受けます。しかし、GAFAなどの研究開発・事業展開を見ていると、民間企業が巨額の資金を投じ、できるだけ制約を無くして猛スピードで進めていかなければ勝負にならないのでしょう。

トヨタ自動車のホームページには、以下のように紹介されています。

「このプロジェクトは、人々が生活を送るリアルな環境のもと、自動運転、モビリティ・アズ・ア・サービス(MaaS)、パーソナルモビリティ、ロボット、スマートホーム技術、人工知能(AI)技術などを導入・検証できる実証都市を新たに作るものです。プロジェクトの狙いは、人々の暮らしを支えるあらゆるモノ、サービスが情報でつながっていく時代を見据え、この街で技術やサービスの開発と実証のサイクルを素早く回すことで、新たな価値やビジネスモデルを生み出し続けることです。」

スマートシティということですので、自動運転のための車両だけでなく、データの取得とその活用がキーになることは間違いありません。エコロジーの観点からの技術の導入も進められて行きます。特にトヨタ自動車が長年根気強く進めてきている燃料電池の活用も進められていくでしょう。

人口減少がますます進み、国内市場が縮小していく日本では、このように将来の世界のプラットフォームになるような最先端技術を導入した研究開発が重要となるでしょう。


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トヨタとNTTのスマートシティは世界で勝てるのか?

GAFAとの国際的な研究開発・ビジネス競争において、日本の多くの電機メーカーが苦境に追い込まれ、その影響はさらに多くの業種にも広がりつつあることは、広く知られています。GAFA等によるスマートシティへの取り組みは、すでにスタートしており、トヨタとNTTの研究開発がこれに勝てるのかどうかはまだわかりません。

GAFA等は、一般に個人のデータを収集し、独占する方針で研究開発を進めていますが、現在、海外諸国でもプライバシーやデータの独占という点で反発する動きもあります。それとは対照的に、トヨタ自動車とNTTは、ブロックチェーンを利用してデータを囲い込まずに共有すること、クラウドにデータを集中させるのではなく、エッジコンピューティングを活用することを特徴としていくようです。

さらにトヨタ自動車は自動車事業、NTTは通信事業という既存のリアルビジネスでの強いポジションを持っていますので、多くの企業を巻き込んでいければ勝算があるのかもしれません。

まとめ

トヨタ自動車とNTTの資本・業務提携とスマートシティの共同開発について紹介しました。非常に大きなプロジェクトであり、本記事のみですべてをとても紹介しきれません。今後、続報があれば随時紹介していきます。

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