SoCとは?5Gスマホの最重要部品!Snapdragon 865に注目!

5G

日本でも5Gの商用サービスが始まり、スマホも一斉に5G対応が主役となりそうです。最近、「SoC」という5Gスマホに関する用語を見聞きすることが多くなりましたが何のことでしょうか?5Gスマホの中核となる技術・部品について紹介します。

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SoCとは?

SoCとは、System on a Chipの略で、エスオーシーなどと呼ばれます。1個の半導体チップの上に、CPUやメモリ、GPUなどを集積し、システムとして機能するようにしたものです。

このような1個の半導体チップ上に複数の種類の素子を集積したものはこれまでも開発されてきました。なぜ最近注目が集まっているかというと、5Gスマホ用のSoCの開発競争が激しく、米国クアルコムと中国ファーウェイの2社が大きなシェアを獲得する状況となったためです。5Gスマホの中核部品で大きなシェアと獲得し、その分野で地位を強固なものとすれば、長期にわたって高い収益を上げられる可能性が高いです。それはパソコンが普及し始めた時にCPUで強い地位を獲得したインテルと同じような展開となる可能性があるということです。

5Gスマホでは、5Gの通信ができることはもちろん必要ですが、それだけでなく従来の4Gや3Gの通信もできなければなりません。5Gの伝送速度も高速ですし、無線周波数帯も4G・3Gとは異なりますので、これらをスムーズに行うには高度な技術が必要になります。クアルコムはこれらの技術の特許を保有し、その製品を製造する技術も高いレベルにあるため、強い地位を獲得しています。

クアルコムのSnapdragonが主流

スマホ各社は5Gの商用サービス開始に向けて5Gスマホの開発を進めてきました。その中で高いシェアを占めているiPhoneについては、5G対応モデルの発売が他社よりも遅れています。その背景には、Appleとクアルコムの訴訟があり、クアルコムからのSnapdragonの供給が遅れたことがあります。

関連記事:アップルとクアルコムの和解はなぜ?テクノロジーの重要性を再認識!

Appleは、訴訟前にはクアルコムのSoCを使用していましたが、インテル製に切り替え、5G用のSoCもインテルと共同開発していました。しかし、クアルコムの特許等もあることから、インテルは開発に5Gの商用サービス開始までに終えることができず、撤退しました。その結果、現時点ではクアルコムのSnapdragon 865が主流となり、サムスンのGalaxy S20、ソニーのXperia 1 IIなど70以上の機種に搭載されています。

クアルコムの1つ前のSoCであるSnapdragon 765は、5Gモデムが集積されたSoCですが、最新のSnapdragon 865では5GモデムX55を集積せずに外付けにしています。一般的には集積した方がコストと実装面積の点で有利ですが、今後の製造プロセスの進歩などを想定した深謀遠慮があるようです。

このようにますます強い地位を固めようとするクアルコムに対し、収益が見込めないとして5G用SoCから撤退したインテルは、短期的には業績の悪化を防ぐという点で合理的な判断と考えられます。しかし、パソコンのCPUで強い地位を守ってきたインテルにとって、5G時代の中核となる素子で同様な立場を築く可能性を放棄してしまった可能性があります。スマホだけでなく、パソコンも5G対応となった場合は、これまでの地位も脅かすような状況となるかもしれません。


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クアルコムの最大のライバルはファーウェイ

中国のファーウェイ(Huawei)は、傘下の中国HiSiliconと5G用SoCを開発しています。最新のKirin 990 5Gは、性能面ではクアルコムのSnapdragon 865と大きな差はありません。5G用モデムを実装しており、ファーウェイのスマホの8機種に採用されています。

中国国内には大きな市場があり、そこではファーウェイのスマホが強いため、中国国外のスマホメーカーに採用されなくても、ある程度の売上を確保できるのが強みです。今後もクアルコムとファーウェイで熾烈な開発競争が続くと予想されます。

ファーウェイは自社製品にSoCを採用するだけでなく、積極的に外販する動きを示しています。しかし、米中関係の影響もあり、難しい状況にあるようです。

まとめ

5Gスマホの中核部品であるSoCとそれを供給する米国クアルコムについて紹介しました。5Gが社会をどれぐらいのスピードで変えていくのか、今後の動向を注視したいです。

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