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透明ディスプレイ

PlayNitrideのマイクロLEDによる透明ディスプレイに注目!

投稿日:2019年12月17日 更新日:

JDIが優れた透過率の透明液晶ディスプレイを開発して注目されています。しかし、透明ディスプレイとしてのポテンシャルという観点からも忘れてはならないのがマイクロLEDディスプレイによる透明ディスプレイです。台湾のPlayNitrideに注目です!

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マイクロLEDとミニLEDのまとめ

PlayNitrideのマイクロLEDディスプレイ

SIDのDisplay Week 2019などにおいて、台湾のPlayNitrideがマイクロLEDディスプレイを展示していました。これまでにもいくつかの試作品を公開していますが、2019年に公開したものは5.56インチの透明ディスプレイと、2.17インチのフレキシブル透明ディスプレイです。

5.56インチの透明ディスプレイは、60%の透過率と1,000nitsの最高輝度を達成しています。またディスプレイの額縁部分が無く、一見、透明なガラス板が置いてあるように見えるところも驚きです。TFTバックプレーンはTianma Microelectronics Group.によって作製されています。SIDの「Best New Display Technology Award」を受賞しています。

2.17インチのフレキシブル透明ディスプレイは、ポリイミド基板上にマイクロLEDチップを配置しており、厚さがわずか28ミクロンとなっています。

文字だけではわかり難いので、以下にPlayNitrideのインタビュー動画を添付します。

マイクロLEDディスプレイの高い最高輝度の魅力が分かりやすくデモされています。PlayNitrideの人のコメントで、社名はソニーのPlayStationをヒントに付けたもので、「Fun(面白さ・楽しさ)」を大切にしていると紹介されています。

動画ではウエアラブルタイプのマイクロLEDディスプレイも出てきており、確かにFunを感じます。近い将来に製品化を目指しているとのことで、勢いを感じますね。

PlayNitrideとは?

PlayNitride Inc.とはどのような企業でしょうか?台湾の新竹市(Hsinchu)に本拠を置く企業で、Nitrideに関する材料と応用の研究開発を行うために、2014年6月に設立されました。現在はGaNベースのマイクロLEDに注力しています。

2016年にマイクロLEDのサンプルを作り始め、2018年に最初のマイクロLEDディスプレイをデモしています。このデモはSID Display Week 2018 I-Zoneで行われ、the Best Prototype Honoreeを受賞しています。

現在の非常に低価格化が進んだ液晶ディスプレイと比較すると、マイクロLEDディスプレイは何桁も違うほど製造コストがかかるため、事業性を疑問視するコメントも少なくありません。それだけ製造技術も発展途上であるということなのですが、毎年のように製造効率を2倍~数倍高めるような提案がなされ、ものすごいスピードで改善が進んでいることがわかります。

それはPlayNitrideの試作品を見ても一目瞭然で、年々目に見えてディスプレイとしての画質・性能が向上しています。このようにマイクロLEDディスプレイの研究開発を続ける企業が存在する限りは、数年で製造コストが10分の1になるような進展があっても不思議ではありません。気が付いたら十分に事業化を狙えるところまで製造コストが下がってくる可能性もあると思いますので、技術の進展に注目していた方が良いでしょう。

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PlayNitrideの製造技術は?

マイクロLEDディスプレイのディスプレイとしてのポテンシャルの高さは多くの人が認めるところであり、課題は製造効率の向上・製造コストの低減です。それではPlayNitrideの製造技術はどのようなものなのでしょうか?

上の動画の中でもコメントされていますが、スタンプ方式のMass Transfer技術を開発しています。これとエピタキシャル結晶成長、チッププロセスまでを含めて「PixeLED display technology」と名付けています。

バックプレーンに移送してボンディング後に、不良のマイクロLED素子を修復する工程が必要になり、この工程もコストアップの大きな要因となります。これを効率よく行うために「SMAR・Tech」という技術を開発しています。

これらの技術のコンセプトは数年前からSIDなどで発表されているものと類似しており、特別に独創的な方法ではないようですが、大量生産を目指してこれらの技術を磨き上げてきていると推測されます。

まとめ

台湾のPlayNitrideが作るマイクロLEDディスプレイによる透明ディスプレイを紹介しました。近い将来の製品化を目指しているとのことですので楽しみです。

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