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IMID2019でのLGの88インチ8K OLEDテレビは製品化決定!

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日本のテレビ市場で、上位機種はほぼ有機EL(OLED)になりました。ソニー、パナソニック、東芝のOLEDテレビも、OLEDパネルはLGから供給されており、LGおよびLGから供給を受ける他社まで含めれば、今後の日本のみならず世界のテレビ市場でLGは優位な立場を築きつつあります。LGの最新の8K OLEDテレビについて紹介します。

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IMID2019でのLGの88インチ8K OLEDテレビは製品化決定!

韓国の慶州市でInternational Meeting on Information Display (IMID) 2019で、LGは88インチ8K OLEDテレビを展示しました。2018年のドイツのベルリンで開催されたIFA2018と、2019年5月に米国サンノゼで開催されたSID2019においても、LGは88インチ8K OLEDテレビを展示していました。これらについてはそれぞれこのブログの記事「LGの有機ELはボトムエミッションで8Kが可能か?」と「SID2019で見た韓国勢と中国勢の激しい戦い!LGとBOEは?」で紹介しています。

今回のIMID2019での88インチ8K OLEDテレビは、以前のIFAとSIDでの展示物と比べて大きく改善しており、製品化が決定したことも頷けます。ライバルのサムスンとの戦い、中国勢の猛攻などにより厳しいディスプレイ産業の中で、LGが研究開発を進め、この短期間にこれだけの改良を進めたことに敬意を表したいです。

どのような改良が進められたのか?以下に解説します。

IMID2019でのLGの88インチ8K OLEDテレビは高輝度化

前述の記事に紹介してありますように、IFA2018とSID2019で展示された88インチ8K OLEDテレビは、8Kの高解像度とOLEDの高コントラストにより、非常に美しい映像表示が可能なものでした。しかし、通常の4K OLEDテレビに比べてピーク輝度が低いという課題がありました。これは開口率が低いことに起因するものです。

液晶テレビとは異なり、OLEDテレビの場合は、1画素に少なくとも3つのTFTを配置する必要があります。さらにボトムエミッション構造のため素子と配線のある部分は光が透過しません。8Kの解像度の画素数となると、素子と配線の占める面積比率が高くなり、開口率が著しく低下します。したがって、OLEDによる8Kテレビの製品化は難しいのではないかと言われていました。

IMID2019での88インチ8K OLEDテレビでは、新しい画素構造および駆動方法などを駆使し、以前は10%以下であった開口率を30%にまで改善しました。その結果、光の利用効率が高まり、現行の4K OLEDテレビのピーク輝度600nitの95%の輝度まで出せるようになっています。さらに駆動周波数120Hzで、以前よりも面内均一性が高められているとのことです。

ボトムエミッション方式の8K OLEDでここまでのピーク輝度が実現できるとは驚きです!

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LGはOLEDテレビで攻勢を続ける!

2018年の世界テレビ市場の出荷ベースシェアは、第1位のサムスンが16.3%、第2位のTCLが10.9%、第3位のLGエレクトロニクスが10.7%です(*IHSテクノロジーとTCLのデータによる)。それでもサムスンのテレビ用大型パネルの事業は赤字とみられており、中国勢の追い上げに苦しめられています。

サムスンとLGの韓国勢は、猛追してくる中国勢への対抗策として、利幅が大きいプレミアムなテレビを拡販したいところです。その点ではQLEDに注力するサムスンよりも、テレビ用OLEDパネルをほぼ独占的に製造・販売するLGの方が優勢です。液晶とは方式の異なるOLEDの方が「プレミアムテレビ」として受け入れられており、液晶を改良したQLEDでは十分なプレミアム感が訴求できていないからです。

当面は「プレミアムテレビはOLEDテレビ」というイメージは続くようです。現状ではLGはOLEDパネル事業が赤字のようですが、こちらの記事「LGの有機EL中国工場が量産開始!テレビ用有機ELパネルの今後は?」で紹介しましたように、積極的な先行投資を続け、中国勢の猛追に対抗すべく、コストダウンを図っています。これによりOLEDパネル事業が黒字化できれば、サムスンはかなり苦しくなるのかもしれません。何らかの対抗策が必要でしょう。

まとめ

LGの88インチ8K OLEDテレビが大きく改良され、製品化が決定したことを紹介しました。テレビ市場におけるOLEDテレビの出荷台数はますます増えていくようです。

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