南海トラフ地震被害想定!被害を減らすにはどうすれば良い?

ライフ

日本は地震が多い国です。そのため世界的に見ても地震に対する備えを進めている国です。それは地震により被った多くの被害を教訓として地道に進めてきたものです。しかし、まだ備えが万全ではなく、近年の地震でも被害が発生しています。現時点で近い将来に発生すると予想されるもっとも大きな被害を発生させそうな地震が「南海トラフ巨大地震」です。この地震への備えから、私達がすべき地震対策について紹介します。

スポンサーリンク

南海トラフ地震とは?

南海トラフとは、四国の南の海底にある深い溝のことです。これは駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び土佐湾を経て日向灘沖まで続くものです。フィリピン海プレートがユーラシアプレートの下に潜り込むことにより形成されている境界です。

人間の一生程度期間では、あまり実感することはないですが、地球上の大陸・島などは長い時間をかけて動いており、それらはいくつかのプレートに乗るようにして移動という考え方「プレートテクトニクス」が主流です。そしてこのプレートの境界部分では巨大地震が発生することが明らかになっています。

したがって、南海トラフ地震は、極めて高い確率で将来発生すると考えられています。その規模も極めて大きくなると予想されることから、「南海トラフ巨大地震」という言葉も使われています。日本ではこの南海トラフ地震の発生を少しでも早く察知するためにいろいろな観測網を整備していますが、残念ながら地震の発生時期を精度良く予測することは、現在の科学技術ではできません。近い将来に南海トラフ地震が発生するという前提で、備えをするしかありません。

南海トラフ地震の被害想定は?

南海トラフ地震が発生するとしても、実際のどのような規模の地震となるのか正確に予測することはできません。そのため政府はいくつかのパターンを想定していますが、一般の人がそれらを詳細に見ても分かり難いですし、実際にどのパターンになるのかがわからないわけです。したがって、1つの目安として、政府発表の被害想定、すなわち死者32万3,000人、被害総額220兆3,000億円を知っておけば良いでしょう。

津波による被害が大きくなると想定されています。津波の高さは、場所によっては30メートルを超えるものとなります。そのため南海トラフに面する沿岸部で被害が大きく、静岡県、和歌山県、三重県、高知県、宮崎県、徳島県、愛知県、愛媛県、大分県では、1万人を超える死者数が想定されています。

また被害想定地域が広範囲になるため、建物倒壊や火災による被害も大きなものとなる可能性が高いです。

多くのインフラが破壊されてしまいますので、地震後にも復旧は困難を極めます。飲料水・食料の確保も重要です。地震後の極めて危険な数日〜1周間程度の期間を生き延びることができても、日本の多くの人口が住むこれらの地域でインフラが破壊されてしまうため、日本経済に与えるダメージは長期に及ぶでしょう。したがって、一説には被害総額は1,000兆円を超えるとも言われています。


スポンサーリンク

南海トラフ地震の被害想定からわかる減災の努力

南海トラフ地震の被害想定は、あまりにも甚大です。しかし、今から減災をの努力を進めていけば、被害を大幅に減らすことができるとされています。

まず津波に対してです。津波は、通常は巨大地震が発生してから到達するまでに数分以上あります。地震が発生したらすぐに高い所へ避難することで助かる可能性が高くなります。

建物の倒壊については、耐震性の高い建物にすることで被害を大幅に減らすことができることはすでに証明されています。人口減少が始まっている日本では、年々空き家率が上昇しています。耐震性の低い建物は取り壊し、耐震性の高い建物に住むようにすることで倒壊のリスクを下げられます。

建物が倒壊しなくても、倒れてきた家具の下敷きになって命を落とす人もいます。家具等の転倒防止をすることは、多くの家庭でできることです。

広域にわたって大きな被害が発生し、道路等も寸断される可能性が高いため、火災が延焼してしまうと被害が拡大する恐れがあります。火事を発生させないこと、初期消火をすることも重要です。さらに道路等も消防車が通行できるように、非常に道幅が狭い地域は区画整理などを進めていく必要があるでしょう。

また防災の基本ですが、少なくとも3日分の水と食料の用意をしておきましょう。

まとめ

南海トラフ地震はいつ発生するのかわかりません。しかし、日本では南海トラフ地震以外にも大きな地震が発生する可能性は高く、常に地震に対する備えをしておきましょう。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました