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マイクロプラスチックはなぜ問題なのか?危険性は?減らすには?

投稿日:2019年8月22日 更新日:

海に流れ込むプラスチックごみが世界的な問題となっています。ウミガメの鼻に刺さったストローなどを見ると痛々しいですし、プラスチックごみが増加して蓄積する一方であることにも恐ろしさを感じます。しかし、非常に小さなマイクロプラスチックはなぜ問題なのでしょうか?以下に紹介します。

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生分解性プラスチックとごみ問題についてのまとめ

マイクロプラスチックはなぜ問題なのか?

ウミガメの鼻に刺さったストローの動画はショッキングで、世界に海洋流出プラスチックごみの問題を知らしめました。その後も、食べ物が食べられなくなった大型の海洋生物の胃から大量のプラスチックごみが見つかるなど、海洋プラスチックごみによる海洋生物への被害が多数報告されています。分解されないプラスチックごみが、海洋生物にとって危険なものであるということがよくわかります。

そのため、一部のプラスチック製品では、時間とともにプラスチック成形品がボロボロに崩壊していくような特性を持たせたものがあります。非常に小さくなれば、飲み込んでもそのまま消化されずに排出されますので、問題が無いように思うかもしれません。しかし、非常に小さな粒状になったプラスチック、これをマイクロプラスチックと呼んでいますが、より深刻な問題と認識されています。

PETボトルのようなある程度の大きさのあるプラスチックごみであれば、場合によっては海洋に流出したものも回収することができます。しかし、非常に細かく粒状になったマイクロプラスチックが海洋に拡散してしまうと、ほぼ回収することは不可能になります。そして分子レベルまで分解されることもなく、長期間海洋に蓄積されますので、大きな問題となります。

さらにもっと恐ろしい問題があるとされていますので、それは次項で紹介します。

マイクロプラスチックの危険性は?

マイクロプラスチックは、人間や海洋生物が摂取しても排出されますので、安全と思うかもしれません。しかし、微小なプラスチック片は比表面積も大きく、有害物質を吸着しやすいことが明らかになっています。海水中の有害物質濃度が低くても、マイクロプラスチックに吸着されることによって濃縮されてしまいます。それを海洋生物が摂取し、さらに食物連鎖で生体濃縮され、最後に人間が食べることとなった時の悪影響が懸念されています。

現時点では、マイクロプラスチックに吸着された有害物質によって、人間にどのような影響が出るのかについては十分に調査・検証されていません。そのため「問題ないのではないか?」という主張も聞こえますが、例えば大気汚染と健康問題との因果関係を科学的に示すことも極めて難しいように、マイクロプラスチックの人体への影響を科学的に示すことは困難です。

しかし、すでにPETボトルのミネラルウォーターなどにもマイクロプラスチックが混入しているということもわかってきており、必ずしも海洋だけの問題ではなく、周囲の広い環境での問題となっています。マイクロプラスチックの影響が明確に確認できるまで待っていては手遅れになる可能性があり、国際的にプラスチックごみの排出削減に向けて取り組みが始まっています。

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マイクロプラスチックの排出を減らすには?

どのようにしたらマイクロプラスチックの排出を減らすことができるのでしょうか?一部のボディソープや洗顔ソープ、歯磨き粉などには、スクラブとしてプラスチックの微小なビーズが配合されているものがありました。これらは使用し、下水に流すと、微小なために海まで流れて行ってしまい、海洋汚染になります。このことが注目されるようになってから、スクラブを天然素材のものなどに代替する動きが各メーカーで進んでいます。まずは最初から微小なプラスチック粒子を下水や環境中に放出しないようにすることが必要です。

また前述のボロボロに崩壊しやすいように作られたプラスチック成形品も、環境中のマイクロプラスチックを増やす原因となりますので、使用しない方が良く、これを禁止する国も出てきました。

最も多いと考えられるのは、レジ袋やPETボトルなどの一般のプラスチック製品が、紫外線を受けて徐々に分解され、波の力などによって粉々になって生じたマイクロプラスチックです。これについては発生源となるプラスチックごみの流出を防がなければなりません。さらに生分解性プラスチックに代替していく動きが始まっています。

まとめ

マイクロプラスチックの危険性について紹介しました。地球環境を守るためにプラスチックの使用について真剣に考えなければならない時期に来ています。

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生分解性プラスチックとごみ問題についてのまとめ

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