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生分解性プラスチックのメーカーと製品は?ポリ乳酸?PHBH?

投稿日:2019年8月21日 更新日:

海洋へのプラスチックごみの流出やマイクロプラスチックが世界的な問題となり、その解決策の一つとして生分解性プラスチックへの代替が期待されています。生分解性プラスチックを製造するメーカーとその製品について紹介します。

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生分解性プラスチックとごみ問題についてのまとめ

生分解性プラスチックのメーカーと製品は?

生分解性プラスチックは1994年頃にも注目され、ブームとなりました。当時は石油資源を使わない天然由来のプラスチックとして期待されていました。これはデンプンなどのバイオマス資源ベースのポリマーで、そもそも生分解性とは異なる視点の分類です。したがって、バイオマス資源ベースのポリマーでも生分解性のあるものと無いものがありますし、石油資源由来のポリマーでも生分解性のあるものと無いものがあります。この点は非常に誤解されやすいです。

当時から複数のメーカーで生分解性プラスチックやバイオマス資源ベースのポリマーの研究開発が行われてきました。そして今回の生分解性プラスチックの再度のブームとなり、複数のメーカーが製品を上市しています。前述のように生分解性プラスチックとバイオマス資源ベースのポリマーが混同されていますが、ここでは生分解性プラスチックを紹介します。

海洋プラスチックごみ問題の解決のためには、「生分解性」が重要であるからです。バイオマス資源ベースのポリマーは、石油資源が有限であるとの考え方から資源を有効利用すること、二酸化炭素排出量を抑える「カーボンニュートラル」などの観点から開発が続けられていますが、トータルで本当に「カーボンニュートラル」と言えるかは議論が続いています。

生分解性プラスチックはネイチャーワークスのポリ乳酸

現在、世界中でもっとも多くの量が使用されている生分解性プラスチックは、ポリ乳酸です。ポリ乳酸は、ブドウ糖などの糖類に乳酸菌を作用させて得られる乳酸から合成します。ブドウ糖などの糖類は、トウモロコシなどから得られます。そのためバイオマス資源ベースのポリマーでもあります。

ポリ乳酸は通常の環境下では比較的安定であり、堆肥中などで約1週間かけて分解されます。したがって、比較的長期間使用するプラスチック製品でも利用できる反面、使用後は堆肥中などで保管しないと十分に生分解されません。

ポリ乳酸の世界最大手は米国のネイチャーワークスです。

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生分解性プラスチックは三菱化学のポリブチレンサクシネート

ポリ乳酸に次いで使用量が多い生分解性プラスチックは、ポリブチレンサクシネート(PBS)です。サトウキビ、キャッサバ、トウモロコシなどのバイオマス資源ベースのポリマーです。ポリ乳酸と同様に堆肥中などで生分解性があります。農業用マルチフィルムなどに使用されています。

日本では三菱ケミカルがBioPBSという製品名で販売しています。

生分解性プラスチックはカネカのPHBH

カネカからポリ(3-ヒドロキシブチレート-コ-3-ヒドロキシヘキサノエート)(PHBH)という生分解性プラスチックが製品化されています。これは驚くことに、脂肪酸や植物油からある土壌細菌(Aeromonas caviae FA440)が作り出す共重合ポリエステルです。最近がプラスチックを作るなんてビックリです。

PHBHは優れた生分解性を有しており、海水中で生分解する認証「OK Biodegradable MARINE」を取得しています。現在市販されている生分解性プラスチックでも、この認証を取得しているものは少なく、注目されている製品です。

カネカは、資生堂とPHBHを使った化粧品容器の共同開発を開始しています。セブン&アイ・ホールディングスとは、ストローの開発を進めています。このように海洋プラスチックごみ問題に敏感な業界と共同兼開発が次々に開始されるようです。

まとめ

生分解性プラスチックのメーカーとその製品について紹介しました。最初のブームから25年が経過していますので、これまでに開発された生分解プラスチックを普及させることに注力する時期と言えるでしょう。

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生分解性プラスチックとごみ問題についてのまとめ

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