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AEDの救命率は?本当に効果はあるのでしょうか?

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先日、帰宅するため、職場の最寄り駅から電車に乗ろうとしていたら、隣のホームの電車が緊急停止のブザーを鳴らして停車していました。駅員や乗客の数人が「AED!」と叫んでいたことから、電車の車内で誰かが倒れて救命措置を取ろうとしていたようです。AEDのことは知っていても、実際にそれを使用する状況に遭遇すると緊張します。AEDの救命率はどのぐらいなのでしょうか?以下に紹介します。

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AEDの救命率は?効果は?

AEDとは「自動体外式除細動器」のことで、その英語名の「Automated External Defibrillator」の頭文字をとったものです。心臓に原因がある突然死の多くは、心室細動などの不整脈です。心室細動とは、心臓が細かく震えて、血液を全身に送ることができない状態です。このような状態にある時に、AEDを使って強い電流を一瞬流して心臓にショックを与えることで、心臓を正常な状態に戻すことができる可能性があります。

実際のところ、AEDによる救命率はどのぐらいなのでしょうか?本当に効果はあるのでしょうか?総務省消防庁の「平成30年版 救急救助の現況」によれば、平成29年に一般の方が心肺機能停止傷病者に対してAEDを使用したのは1,260人です。そのう1ヵ月後生存者は674人、1ヵ月後生存率は53.5%であり、心肺蘇生を実施しなかった場合の1ヵ月後生存率は 9.4%となっています。また、一般市民がAEDを使用して除細動を実施した傷病者のうち、1ヵ月後社会復帰者は576 人、1ヵ月後社会復帰率は45.7%であり、心肺蘇生が実施されなかった(適応が無かった傷病者を含む。)場合の1ヵ月後社会復帰率は 4.6%となっています。

この結果からもAEDの効果は大きいことがはっきりと分かります。心室細動を起こして倒れてしまった人の命を救命率を高くするために必須の救命器具と言えるでしょう。

しかし、AEDさえあれば必ず心室細動で倒れた人を救えるわけではありません。その効果を最大限に活かすために、さらに詳しく解説します。

AEDの救命率は時間との戦い

心室細動で倒れてしまうと、前述のように全身に血液を送ることができなくなります。日本AED財団によれば、血液を送ることができなくなると、数秒で意識を失ってしまいますし、数分で脳や全身の細胞が死んでしまいます。一刻も早くAEDを使う必要があることは理解できるでしょう。

最近は、AEDの重要性が広く知られるようになり、設置されている場所も多くなりました。しかし、心室細動で人が倒れた場所から急いでAEDを取りに行き、運んで来るまでに何分かかるでしょうか?倒れてからAEDを使用するまではの時間が1分遅れるごとに救命率は10%低下します。本当にすぐ近くにAEDが設置されていないと、役に立たない可能性が高いです。

少しでも救命率を上げるためには、心室細動で倒れた人を発見したら、誰かがAEDを取りに行くことと並行して誰かが心臓マッサージをすることです。この間、胸骨圧迫の心臓マッサージをすることで、救命率は2倍高くなります。心停止した人がいた場合は、救急車を呼んで到着まで何もしないのではなく、これらの救命措置を行うようにしましょう。


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AEDの講習を受けましょう

心停止した人にAEDを使うという状況となると、AEDそのものは使い方は簡単とは言え、緊張してパニックになりやすく、上手く使えないものです。例えば、消化器の使い方は簡単でも、本当に火事になった時は的確に使えないことが多いことは有名です。それだけに消化器の使い方は、できる限り簡単にしてあります。そんな消化器でも消防訓練で使ってみる機会を設けています。AEDについても、的確に使うには使い方の講習を受ける必要があるでしょう。

最近はAEDの講習会は全国で開催されています。近くの講習会を調べて積極的に参加しましょう。

AEDの講習会の効果もあり、AEDが使用される件数は増えています。平成20年には429人であったのが、平成29年には1,260人まで増えました。それでも一般市民が目撃した心停止(心原性心肺機能停止傷病者数)25,538人のうち、一般市民が心肺蘇生を実施した傷病者数は14,448人(56.6%)で、そのうちの1,260人(4.9%)がAEDを実施したわけです。AEDの設置数とAEDの受講者数を増やせば、さらに多くの命を救える可能性があるでしょう。

まとめ

AEDの救命率について紹介しました。心停止からAEDの使用が1分遅れるごとに救命率が10%低下します。いざという時に上手くAEDを使えるように、AEDの設置場所を確認し、講習を受けておきましょう。

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