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JDIの車載用曲面液晶ディスプレイが世界で初めて採用!

投稿日:2019年6月12日 更新日:

スマホやテレビのディスプレイが高精細・高画質になってきましたが、車載用のディスプレイもそれらの技術の適用により、進歩しています。車の場合は、モデルチェンジの周期が長いので、新しい車に乗る機会が無いと気が付きにくいですが、いよいよ曲面液晶ディスプレイが本格的に採用が始まります。JDIの曲面液晶ディスプレイについて紹介します。

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JDIの車載用曲面液晶ディスプレイが世界で初めて採用!

株式会社ジャパンディスプレイ(JDI)が研究開発した曲面状の液晶ディスプレイが、ドイツのVolkswagenの最高級SUV「Touareg(トゥアレグ )」のインパネに採用されました。12.3インチと15.0インチのLTPS-TFT曲面液晶パネルを横に並べて構成されています。

プレミアムなデザインで、ドライバーの正面のスピード等が表示されるインパネからセンターコンソール上部のカーナビなどが表示されるディスプレイまで、ダッシュボードがシームレスにつながった流れるような形状になっています。

車のインパネのような運転に重要な情報を表示するディスプレイに、曲面液晶ディスプレイを採用するのは世界で初めてとのことです。15.0インチのLTPS-TFT曲面液晶パネルは、凹面状になっており、曲率半径はR3,000mm、解像度は1,920×1,020、輝度は900nitです。12.3インチのLTPS-TFT曲面液晶パネルも凹面状で、曲率半径はR1,500mm、解像度は1,920×720、輝度は780nitです。いずれもインセル方式のタッチパネルを搭載しています。

JDIはこの世界初の製品によってSIDの2019 Industry Awardの中の「Display Application of the Year Award」を受賞しました。以下はその際の展示物の写真です。

車のインパネをイメージした曲面ディスプレイが展示されており、その左横に「Display Application of the Year Award」を示すプレート、奥の壁部分に権威あるSIDの盾が飾られています。

曲面ディスプレイをアップで写した写真が以下のものです。正面から見ると少々わかりにくいですが、前述の曲率を持った曲面ディスプレイです。高精細で多くの情報を適格に表示できる優れたディスプレイです。

車載用曲面液晶ディスプレイの何が良いの?

ところで車載用のディスプレイとして、曲面液晶ディスプレイは何が良いのでしょうか?一言で言ってしまえば、「カッコ良い!」ということです。もう少し丁寧に説明すると、カッコ良いかどうかは主観によりますので、あまり厳密な表現ではなく、より正確にはデザイン性が高くなるということです。

自動車のデザインにおいて、もっともドライバーの目に触れる重要な場所の一つが、ドライバー正面のインパネを含むダッシュボードとセンターコンソール部分です。この部分のデザインによって、ドライバーの受ける印象が大きく異なり、自動車の商品価値に直結する重要なデザインとなります。

特にプレミアムな車となれば、これまで見たことのないような新鮮で優れたデザインが必要です。通常の液晶ディスプレイでは、ディスプレイ面が平面になってしまいますが、これを曲面とすることで新鮮さや、周囲のダッシュボードのデザインと調和させることができるようになります。

「たかがディスプレイ」と思うかもしれませんが、流れるような曲線を使ったデザインの中に、まっ平らなディスプレイパネルが入ってしまうと、かなり調和を乱してしまいます。特に今回の製品では、インパネからセンターコンソール上部まで流れるようにつながっていてカッコ良いです。

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曲面液晶ディスプレイは技術的に難しいの?

今回が世界初ということですが、車載用の曲面液晶ディスプレイは技術的に難しいのでしょうか?液晶ディスプレイは、これまでもカーナビ用など多くの車載用ディスプレイとして搭載された実績があります。それはある程度確立された技術なのですが、曲面形状にすることによって技術的な課題がいくつも出てきました。

液晶ディスプレイは、液晶分子だけではなく、ガラス基板や多くのプラスチックフィルム、粘着剤などが積層されて構成されています。曲面形状に加工する工程でこれらの部材に応力がかかり、歪んでしまう可能性が高くなります。そうすると複屈折が起こり、そこを通過する光の偏光状態が乱されます。その結果、ディスプレイで黒を表示しても光が漏れてグレーになってしまうことがあります。

また部材によって熱膨張係数が異なっているので、広い温度範囲においてディスプレイの各部分に応力・歪が発生してしまうことがあり、それを繰り返された時の耐久性に影響を与えることがあります。

企業機密なので詳細は公表されていませんが、製造方法の工夫などによって、これらの課題を解決したそうです。技術的には曲率半径を小さくするほど難易度が上がります。現状では今回のR1,500mmが信頼性等を考慮して最小なのかもしれません。

まとめ

JDIの世界初の車載用曲面液晶ディスプレイについて紹介しました。これからいろいろな車に搭載されていくと期待されています。

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