幸せな人生

人生は山あり谷あり、楽しいこともあれば辛いこともあります。幸せな人生を送るためのノウハウ、独り言などを書いていきます。幸せな人生を送りたい方のヒントになれば幸いです。

マイクロLED

SID2019でマイクロLEDの展示が相次ぐ!シャープ!京セラ!

投稿日:2019年5月18日 更新日:

世界最大のディスプレイの国際会議Display Week 2019がSID(Society for Information Display)の主催で、米国サンノゼで開催されました。シンポジウムにエキシビジョン(展示)が併設されており、毎年、ディスプレイ分野の最先端の動向を知ることのできる重要なイベントです。以下、マイクロLEDについて紹介します。

スポンサーリンク

注目!!
▼その他のSID2019の情報についてはこちら▼
SID2019のマイクロLED、有機EL、ミニLEDバックライトに注目!

SID2019でマイクロLEDの展示が相次ぐ!

現在、ディスプレイ分野では次世代ディスプレイとして注目されているのがマイクロLEDディスプレイです。ソニーやサムスンが超大型のマイクロLEDディスプレイを製品化しましたが、製造コストが極めて高く、どこまでコストダウンできるかに、他のサイズのディスプレイへの製品化がかかっていると考えられています。マイクロLEDを画素として配列してディスプレイを構成していますので、偏光板が不要で、非常に高い表示性能を持つことはすでに知られています。

ソニーが世界で初めてマイクロLEDディスプレイを実現・製品化したわけですが、最近の研究発表や試作品の展示では、サムスンやAUOなどの海外勢の方が勢いがあります。

Display Week 2019では、中国勢の天馬微電子(Tianma Micro-electronics)と華星光電(China Star Optoelectronics)が透明タイプのマイクロLEDディスプレイを展示しました。透明な基板上にマイクロLEDを配列すれば、透明ディスプレイとすることができることは、原理的にも理解しやすいでしょう。

天馬微電子は、PlayNitrideと共同開発した7.56型のマイクロLEDディスプレーを展示。精細度は114ppi、画素数は720×480、輝度は600cd/m2、色再現範囲はNTSC比116%以上、光透過率は60%以上。駆動用のバックプレーンには低温多結晶Si(LTPS)TFT基板を使用しています。

華星光電は、3.3型のマイクロLEDディスプレーを展示。ドットピッチは320μm、画素数は232×116、色再現範囲はNTSC比100%以上、光透過率は約45%。駆動用のバックプレーンには酸化物半導体IGZOのTFT基板を使用しています。

コストは不明ですが、小型のフルカラーマイクロLEDディスプレイは、多くの企業が製造することができる状況になっているようです。それは製造の難易度が下がっていることを意味しますので、製造コストも下がっているのではないでしょうか?

SID2019でシャープがマイクロLEDを発表!

マイクロLEDディスプレイが盛り上がっている中で、これまで日本勢ではソニーだけが積極的に取り組んでいました。今回は、シャープがシンポジウムで発表し、その後のオーサーズインタビュー(*シンポジウムの時には時間の制約で質疑応答の時間が短くなってしまうため、夕方に設けられた発表者に質問できるコーナーのこと)で試作品を展示していました。

シャープが開発したマイクロLEDディスプレーは、0.38型、画素数が352×198、精細度が1053ppi、画素サイズが24×24μmで、1画素は、青、赤、緑の3つのサブピクセルから成っています。サブピクセルのサイズは8×24μmです。

サファイア基板上に青色発光のマイクロLEDアレイを形成し、緑色と赤色の量子ドットを色変換層に用いることでフルカラー化を実現しています。色域はNTSC比で85.3%、Rec.2020比で63.7%。

青色マイクロLEDを配列した小型のディスプレイは、難易度が最も低いと考えられ、そこに量子ドットなどの蛍光体を載せる方式は、もっとも進んでいるようです。

関連記事:シャープがSID2019で発表したマイクロLEDディスプレイとは?

スポンサーリンク

SID2019で京セラがマイクロLEDを発表!

今回驚かされたのは、京セラによるマイクロLEDの発表・試作品の展示です。特に展示品の輝度が高く、かなりの注目を集めていました。

サイズが1.8型、精細度は200ppi、ドットピッチは127μm、輝度は1000cd/m2、NTSC比117%の広色域を実現しています。さらに輝度を高めることも可能とのことです。

最近は日本メーカーのディスプレイ分野からの撤退・事業縮小が報じられることが多く、これらの日本メーカーの参入に勇気づけられる業界関係者も多いのではないでしょうか?

関連記事:京セラがSID2019で発表したマイクロLEDディスプレイとは?

まとめ

SIDによるDisplay Week 2019でのマイクロLEDディスプレイについて紹介しました。シャープと京セラによる参入が注目されています。

▼その他のSID2019の情報についてはこちら▼
SID2019のマイクロLED、有機EL、ミニLEDバックライトに注目!

スポンサーリンク

-マイクロLED
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

ミニLEDとマイクロLEDの違いは?ディスプレイとして普及する?

次世代のディスプレイとしてマイクロLEDが注目されています。非常に似ているものとしてミニLEDディスプレイというものも登場しています。マイクロLEDとミニLEDとは何が違うのでしょうか?その用途と普及 …

SID2019の発表からみるマイクロLEDディスプレイの課題

フランスの調査会社Yole DeveloppmentとKnowMadeの共著により、SID2019で行われたマイクロLEDディスプレイの課題を俯瞰する発表について紹介する。なお本発表論文は、SID20 …

SID2019でミニLEDバックライトがさらに前進!花開くか?

米国サンノゼでSID Display Week 2019が開催されました。シンポジウムでの多くの発表に加え、併設される展示会での最先端の試作品の展示があり、ディスプレイ分野の最新動向を知ることができる …

有機TFTとは?フレキシブルLEDディスプレイが登場!

有機ELが大型テレビやスマホに搭載され、普及しています。スマホ内では、ガラス基板の代替としてポリマーフィルムによるフレキシブル基板が使用されているものがあります。フレキシブル基板の場合、TFTのプロセ …

SID2019のマイクロLED、有機EL、ミニLEDバックライトに注目!

世界最大のディスプレイの国際会議Display Week 2019がSID(Society for Information Display)の主催で行われました。多数の論文発表が行われたシンポジウムお …