幸せな人生

人生は山あり谷あり、楽しいこともあれば辛いこともあります。幸せな人生を送るためのノウハウ、独り言などを書いていきます。幸せな人生を送りたい方のヒントになれば幸いです。

テクノロジー

曲面ディスプレイと曲がるディスプレイのメリットは?

投稿日:2019年2月27日 更新日:

身の回りを見れば、高画質の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイがいろいろなところで使われています。もはや高画質というだけでは多くの人は驚かなくなり、次の付加価値を付けるべく、曲面ディスプレイや曲がるディスプレイの研究開発が続けられてきました。既にいくつかのものが製品化され始め、いよいよ本格的に普及が始まろうとしています。曲面ディスプレイと曲がるディスプレイについて紹介します。

スポンサーリンク

曲面ディスプレイと曲がるディスプレイ

本記事では、「曲がるディスプレイ」とは「ディスプレイ表示画面が平面ではなく曲面になっているもので、その曲面形状が固定されているもの」を意味するものとします。一般的にもそのような意味で用いられ、英語ではCurved Displayなどと呼ばれます。

また「曲がるディスプレイ」とは、「ディスプレイ表示画面を必要に応じて繰り返し曲げ伸ばし、あるいは巻き取ったり広げたりできるもの」を意味するものとします。同様に、一般的にもそのような意味で用いられ、英語ではFlexible Display、Bendable Display、Foldable Display、Rollable Displayなどと呼ばれています。

ディスプレイと言えば、従来は表示画面が平面状のものがほとんどで、主な用途であるテレビ、スマートフォン、モニターなどにおいては、それで問題無く使用できています。しかし、用途によっては曲面形状の方がデザイン面でインパクトがあったり、使い易かったりすることもあり、多くのメーカーが曲面ディスプレイと曲がるディスプレイに注目しています。

次項からさらに曲面ディスプレイと曲がるディスプレイについて詳しく解説します。

曲面ディスプレイのメリットは?

曲面ディスプレイのメリットは、現状ではデザイン的なインパクトにあると言って良いでしょう。もともと平面であったディスプレイが緩やかな曲面形状となることで、見る人に「おっ!カッコいい!」と思わせるような場所で使われようとしています。

もっとも盛り上がっているのが車載用のディスプレイです。インストルメントパネルやセンターコンソール部分のディスプレイでの利用が計画されており、すでにアウディのA8ではセンターコンソール部分に搭載されています。

曲率半径R800 mm程度のものまでは液晶ディスプレイでも作ることができ、ジャパンディスプレイ(JDI)やシャープが積極的な試作展示を行い、量産車への採用を目指しています。JDIは得意の低温ポリシリコン(LTPS)のTFTの高画質ディスプレイを開発し、シャープは酸化物半導体のIGZOのTFTを用いた高画質ディスプレイを開発しています。両社ともスマホ向けで培った高画質技術を駆使したものですが、シャープのものは長方形ではなく、表示画面の外周の形状も曲線とした「フリーフォーム」形状という特徴があります。

実は、曲面ディスプレイとしては、数年前にLGの有機ELテレビに採用され、販売された実績があります。大型になるとテレビ正面に座った時に周辺部分が見難くなるというコンセプトで、左右の両端が前側に来るような曲面としたものです。しかし、斜めから見た時に余計見難くなるということだったのか、それとも曲面にした有り難さがあまり感じられなかったのか、現在は日本では販売されていないようです。

有機ELは、自発光のディスプレイでバックライトが無く、構造的にもシンプルなので、液晶よりも曲率が小さい(曲げがキツイ)ものが作製可能です。今後、車載用に展開される可能性も高いですが、車内はより高温になるなど高い耐久性が要求されるため、曲げに対する特性以外の性能面で十分な性能を持っていることを示していく必要があるでしょう。

スポンサーリンク

曲がるディスプレイのメリットは?

曲面ディスプレイに比べ、曲がるディスプレイは、さらに曲げに対する高い性能を要求されます。まず基板がフレキシブルで、繰り返しの曲げに対し十分な耐久性がある必要があります。一般に曲面ディスプレイよりもキツイ曲げが要求されますし、伸ばした状態でも曲げた状態でも高画質な画像表示を要求するのであれば、液晶ディスプレイでは困難で、有機ELの独壇場でしょう。

最近もっとも注目されているのが有機ELを用いた折り畳み式のスマートフォンです。SamsungとHuaweiが2019年発売予定の折り畳みスマホ、Galaxy FoldとHuawei Mate Xを発表しました。複数のメーカーが開発するスマホが、技術的に成熟してきて差別化が難しくなる中、新しい領域を切り拓きそうな期待があります。しかし、価格がかなり高いので、最初はそれほど多くの台数が売れないのではないかと予想されますが・・・。

またLGは画面をロール状に巻き取って収納できる大型の有機ELテレビを発表しました。2019年の発売予定です。

まとめ

現在注目を集めている曲面ディスプレイと曲がるディスプレイについて紹介しました。これから続々と製品化されそうです。

有機ELについては、こちらの記事「有機ELのまとめ」もご覧ください。

スポンサーリンク

-テクノロジー
-

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

VRとARとMRの違いは?PlayStation VRとポケモンGO

IT・ディスプレイ技術の進歩とブロードバンド網の普及とともに、VRとARが普及し始めています。最近はMRと言う用語も耳にするようになりました。何となくわかったような気がしても、VRとARとMRの違いは …

ソニーは再び成長するのか?マイクロソフトの提携に未来を感じた?

ソニーと言えば、日本を代表する電機メーカーで、世界的にも有名です。日本の多くの有名電機メーカーが凋落する中で、ソニーも一時は赤字に転落しましたが、連結の営業利益が2年連続過去最高に返り咲いています。何 …

日本の製造業は衰退しているのか?液晶・有機EL・再生エネルギー

最先端の製品開発において、科学技術が重要であることは言うまでもありません。資源に乏しい日本は、科学技術を重視し、世界に先駆けて多くの優れた製品を研究開発し、実用化してきました。しかし、液晶などのように …

ファーウェイ問題は米国はなぜここまで強硬になるのか?

米国と中国の貿易戦争の影響は世界的にかなり大きなものとなり、今後どこまでその影響が広がっていくのか懸念されます。特に中国ファーウェイ(Huawei)に対する米国政府の強硬な対応は、多くの人が当初想定し …

有機ELテレビの価格が急速に下がっている!ソニーとパナソニックは?

家電量販店のテレビ売り場で、ハイエンドの高画質テレビのポジションに並べられているのが有機ELテレビです。「締まった黒」が表示でき、高いコントラストのメリハリの効いた映像が楽しめます。「欲しいなあ・・・ …