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有機ELのスマホのメリットとデメリットは?液晶は消える?

投稿日:2019年2月10日 更新日:

SamsungがGalaxyで早くから有機ELディスプレイを搭載していましたが、AppleのiPhoneも上位機種に有機ELを搭載してから、スマホ各社が有機EL搭載モデルをラインアップに加えるなど、スマホの有機ELシフトが出てきました。スマホ向けで有機ELにはどのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか?今後は液晶は消えてしまうのでしょうか?

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有機ELのスマホのメリットは?

スマホ用のディスプレイとしては液晶が主流で、SamsungがGalaxyに有機ELを採用してもしばらくは他社は追随しませんでした。しかし、Appleが有機ELをiPhoneに搭載したことで一気に有機ELに流れが傾き始めています。GalaxyやiPhoneを見ると、以下のような有機ELのメリットが分かります。

1.画質が優れている

厳密な意味での画質の評価では、色域(表示できる色数)、正面と斜め方向のカラーシフト(色変化)などの点で液晶が優れている点もあります。しかし、「締まった黒」が表示でき、コントラストの高いメリハリの効いた画像が表示できるという点では圧倒的に有機ELが優れています。表示画像にも依りますが、有機ELの高画質はインパクトがあります。

2.薄型化・軽量化がしやすい

GalaxyとiPhoneにはSamsung製の有機ELパネルが搭載されていますが、これらには基板にガラスではなくポリイミド(*ポリマーの一種)が用いられています。そのため有機ELパネルを薄く、軽量にすることができます。さらに液晶ディスプレイには必須のバックライトが不要であるため、ディスプレイユニットのトータルの厚さにおいても有機ELの方が薄くできます。これがスマホの薄型化と軽量化に大きく寄与します。

3.曲げられる

SamsungのGalaxyやソニーのXperia XZ3のように、有機EL画面の両サイド部分をスマホの側面ギリギリまで広げ、さらに周辺部分を曲面にしています。このように表示画面そのものを曲面にしています。将来的にはフォルダブルスマホなどのように、繰り返し画面を曲げることができるスマホが登場する可能性もあります。

4.簡単に切り欠きが入れられる

Appleが初めて有機ELを搭載したiPhone Xで話題になったのは画面上部のノッチ(切り欠き)です。有機ELではこのように切り欠きを入れたり、自由な形状に加工することが簡単にできます。iPhone XRではジャパンディスプレイなどが切り欠きのある液晶ディスプレイを供給し、技術力の高さを示しましたので、この程度であれば液晶でできないわけではありませんが、さすがに有機ELほど自由自在にいろいろな形状にできるわけではないでしょう。

有機ELのスマホのデメリットは?

有機ELもさすがに完璧というわけではなく、以下のようないくつかのデメリットが指摘されています。

1.画面の焼付きの可能性がある

有機ELは電流を流して画素を発光させる「自発光型ディスプレイ」であり、厳密に言えば多くの電流を流して発光させるほど少しずつ劣化していきます。昔のブラウン管テレビと同じように、同じ画面を長時間表示し続けると画面が焼き付く可能性があります。劣化は大量の電流を流すほど顕著で、つまり画面を明るくするほど焼き付きやすくなります。そのため液晶に比べて画面の最高輝度を抑えるように設計されている場合が多いです。通常の使用条件でどの程度焼付き・劣化が起こるのかは不明ですが、あまり多くのクレーム等が起こっているという話も聞かれませんので、通常の使い方をすれば問題ないレベルなのでしょう。

2.高価である

一般に液晶よりも有機ELユニットの価格は2倍程度高いと言われています。iPhoneのコスト構造は公開はされていませんが、有機EL搭載モデルはかなり高価なスマホになっています。

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有機ELのスマホのシェアは増える?液晶は消える?

今後はスマホにおける有機ELのシェアは増えていくのでしょうか?2020年のiPhoneから液晶ディスプレイが消えるとの噂もありますが本当でしょうか?

2018年2Qのスマホの世界市場においてのシェアは以下の通りです。

1位 Samsung (20.9%)
2位 Huawei (15.8%)
3位 Apple (12.1%)
4位 Xiaomi (9.3%)
5位 OPPO (8.6%)
(*CNET JAPAN記事参照)

数年前まではSamsungとAppleの独壇場でしたが、中国勢が猛烈な勢いでシェアを増やしています。この中でSamsungはすでに有機ELがメインです。Appleは有機EL搭載機種を増やしています。それに対抗してHuaweiなどは最上位機種に有機ELを搭載しています。

一般にスマホはコモディティ化しつつあり、新製品でも従来機種との違いをユーザーに訴求することが難しくなり、iPhoneにおいても新製品への買い替えサイクルが長くなっています。またiPhoneは高価ですので、中国などではシェアが落ちているようです。

このような状況から常にハイエンドのスマホをアピールしたいAppleなどは、フォルダブルなスマホの開発など従来のスマホとは差別化する努力をすると予想されます。そうなると有機ELを採用することとなるでしょう。またAppleがそのようなiPhoneを発売すると他社も追随することが多く、有機ELのシェアの増加につながるでしょう。

最大の課題は有機ELのコストと供給能力です。新型iPhoneの販売の苦戦の原因は、価格が高いことでしょう。有機ELパネルも量産によって価格が下ると期待されますが、現状では高画質な有機ELパネルはほとんどがSamsungが製造するものです。その供給能力にも限度があります。AppleがiPhoneの価格を下げて、販売数増を狙うとすると、有機ELパネルのコストダウンが必要かもしれません。

他社もハイエンドに有機ELパネル搭載スマホをラインアップすると思いますが、世界市場を見ればもっと安いスマホを求めるユーザーも確実に存在し、液晶を搭載した低価格モデルが短期間で消えることは無いでしょう。iPhoneがすべて有機ELになる可能性はありますが・・・。

まとめ

有機EL搭載のスマホが増えています。そのメリットとデメリットについて紹介しました。今後はもっと有機EL搭載モデルが増えそうです。

有機ELについては、こちらの記事「有機ELのまとめ」もご覧ください。

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